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日陰三つ葉(ヒカゲミツバ)

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日陰三つ葉(ヒカゲミツバ)はセリ科カノツメソウ属の多年草である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の湿気の多い場所に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は20~80センチくらいである。
茎は円柱形で直立し、上部で枝分かれをする。
葉は2回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3出複葉というのは三つ葉のことである。
3つに枝分かれした先に3枚ずつ葉をつけて1枚の葉となる。
葉には長い柄がある。
小葉の形は楕円形ないし卵形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~9月である。
茎先に複数の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚で内側に曲がる。
雄しべは5本で長い。
雌しべの花柱の先は2つに裂ける。
写真は8月に信州の上高地で撮った。
学名:Spuriopimpinella nikoensis


★ぱらぱらと隙間の空いたパラソルが
 木陰に開く静かな姿

日陰三つ葉(ヒカゲミツバ)_d0059226_6112849.jpg

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by ryudesuyo | 2009-08-30 06:12 | セリ科
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