葉隠釣舟(ハガクレツリフネ)はツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草である。
本州の紀伊半島と四国、それに九州の中南部に分布し、山地の林の縁や湿地に生える。
中央構造線の南側に分布する「ソハヤキ要素」の植物の一つである。
草丈は30~80センチくらいである。
葉は楕円形で縁にぎざぎざ(鋸歯)があり、互い違いに生える(互生)。
葉の表面にも裏面にも、葉脈上に白い縮れ毛が生える。
開花時期は7~10月である。
花は葉の脇からぶら下がってつく。
花の色は淡い紅紫色で、濃い斑点がある。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は内側に曲がるが巻き込まない。
葉の下に隠れるように咲く「釣舟草」というのが名の由来である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Impatiens hypophylla
★ひっそりと隠れるように花つけて
人待ち顔の葉隠釣舟
花図鑑
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