子福桜(コブクザクラ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
十月桜(ジュウガツザクラ)と同様に秋から冬、早春にかけて咲く。
ただし、十月桜(ジュウガツザクラ)は一重だが、子福桜(コブクザクラ)は八重咲きである。
十月桜(ジュウガツザクラ)と支那実桜(シナミザクラ)の雑種と考えられているそうだが、定かではないという。
名の由来は、普通八重咲きは結実しにくいが、一つの花に複数の雌しべがあるために複数の実をつけるというところからきている。
花は小ぶりである。
花弁数は20~30枚である。
花の色は白く、散り際に紅色を帯びる。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には切れ込みの深い重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の表面には疎らに毛が生える。
葉の裏面の色は淡く、短い毛がたくさん生える。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Prunus cv. Kobuku-zakura
★寒空に溶け込むようにふんわりと
子福桜は花びら広げ
花図鑑
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