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都草(ミヤコグサ)

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都草(ミヤコグサ)はマメ科ミヤコグサ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、道端や荒地などに生える。
ムギ類の栽培とともに渡来した史前帰化植物だといわれている。
名の由来については諸説がある。
かつて京都に多かったからとか、漢名の脈根草の転訛したものなどの説がある。
分類上は西洋都草(セイヨウミヤコグサ)の変種という見方もある。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から枝分かれをし、地を這って広がる。
基本種は茎、葉、萼などに毛が生えるが、本種は無毛である。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、5枚の小葉で1枚の葉が構成される。
ただし、つけ根のほうにある2枚は小さいので、3出複葉のように見える。
小葉の形は楕円形である。
開花時期は4月から8月である。
茎先に黄色い蝶形の花を1個から3個つける。
西洋都草(セイヨウミヤコグサ)の場合は、5個から7個の花をつけることもある。
花径は10ミリから15ミリくらいである。
花弁は5枚である。
下部につく2枚の竜骨弁は合着して筒状となる。
萼片は5枚である。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Lotus japonicus(=Lotus corniculatus var. japonicus)


★野の花の可憐さ見せて都草
 背は低くとも光り輝き
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by ryudesuyo | 2010-05-27 06:21 | マメ科
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