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南天萩(ナンテンハギ)

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南天萩(ナンテンハギ)はマメ科ソラマメ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山地の草原に生える。
海外では、朝鮮半島や中国、サハリン、シベリア東部などにも分布する。
和名の由来は、葉の形が南天(ナンテン)に似ていて、花の形が萩(ハギ)に似ていることからきている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は2枚の小葉からなる羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉は卵形をしており、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉には毛が生えている。
開花時期は6月から10月くらいである。
葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色ないし青紫色をした細長い蝶形の花をたくさんつける。
花の色には白いものもあり、白花南天萩(シロバナナンテンハギ)という。
花の後には、長さ3センチくらいの豆果(莢の中に種子が入るもの)をつける。
別名を二葉萩(フタバハギ)という。
若い芽を小豆菜(アズキナ)と称し、おひたし、てんぷら、和え物などに用いる。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Vicia unijuga


★野にありてふらりふらふら花つけて
 南天萩のおめかしいかが

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by ryudesuyo | 2010-06-13 13:50 | マメ科
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