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作百合(サクユリ)

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作百合(サクユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
伊豆諸島と伊豆半島に分布し、草原に生える。
フォッサマグナ要素植物の1つである。
利島村では「村の花」に指定されている。
草丈は150センチから200センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
花径25センチから30センチくらいの大きな白い花をつける。
草丈も花の大きさもユリ属では世界最大だと言われる。
分類上は山百合(ヤマユリ)の変種として位置づけられている。
基本種に比べて、花びら(花被片)に赤褐色の斑点がないことや葉の幅が広いこと、香りが強いことなどが特徴である。
別名を為朝百合(タメトモユリ)という。
園芸品種の「カサブランカ」の交配親の1つとなっている。
俳句の季語は夏である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Lilium auratum var. platyphyllum


★大輪となりしわが身に堪えかねて
 為朝百合は頭(こうべ)を垂れて

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by ryudesuyo | 2010-07-23 05:54 | ユリ科
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