ペラルゴニウム・アウストラレはフウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属)の多年草である。
原産地はオーストラリアの南東部で、亜高山の岩礫地などに生える。
草丈は30~50センチくらいである。
葉は心形で、互い違いに生える(互生)。
葉には毛が生えており、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
自生地での開花時期は10~3月くらいである。
日本での開花時期は3~7月くらいである。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径15ミリくらいの淡い紅色をした花をつける。
花弁は5枚で、上の2枚と下の3枚の大きさや形が違う。
また、上の2枚には暗い紅色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pelargonium はギリシャ語の「pelargos(コウノトリ)」からきている。実の形がコウノトリのくちばしに似ることから名づけられた。
種小名の australe は「南半球の」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Pelargonium australe
★この花がタスマニアに咲くその姿
いかばかりかと思いを馳せて
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