霧ヶ峰菫(キリガミネスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
菫(スミレ)と白花菫(シロバナスミレ)の交雑種で、両者の成育する場所に稀に生える。
いずれも国内では各地に分布する。
和名の由来は、長野県の霧ヶ峰で最初に発見されたことからきている。
両者の形状を引き継ぐので、花の色は白に近いものから紫色に近いものまで変異がある。
草丈は5~15センチくらいである。
根際から生える葉は披針形で、毛の生えるものも生えないものもある。
開花時期は5~6月である。
白地に青紫色のぼかしが入るものが多い。
また、花弁には紫色の筋が入る。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
種小名の patrinii はフランスの植物採集家「パトラン(E. L. M. Patrin)さんの」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola mandshurica x Viola patrinii
★ほんのりと入るぼかしの美しく
しばし見とれる霧ヶ峰菫
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