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紫駒の爪(ムラサキコマノツメ)

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紫駒の爪(ムラサキコマノツメ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
分類上は、坪菫(ツボスミレ)の品種の1つとされている。
北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山の湿原に生える。
草丈は5~25センチくらいである。
葉は丸みを帯びた心形である。
葉のつけ根にある托葉に切れ込みがある。
花期は3~5月である。
花径1センチくらいの小さな紅紫色の花をつける。
壷型をした唇弁の中心部に赤紫色の筋模様があるのが特徴である。
基本種との違いは、花の色が淡い紅紫色を帯びることである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の verecunda は「内気な」という意味である。
品種名の violascens は「淡い紅紫色の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola verecunda f. violascens


★ほんのりと色香漂う紫の
 小さき花に心打たれて
紫駒の爪(ムラサキコマノツメ)_d0059226_11222814.jpg

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by ryudesuyo | 2012-04-19 11:24 | スミレ科
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