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斑入り紫背菫(フイリシハイスミレ)

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斑入り紫背菫(フイリシハイスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
分類上は紫背菫(シハイスミレ)の変種である。
特徴は、葉の表面の色が濃く、葉脈に沿って白い斑が入ることである。
本州の中部地方(長野県)から九州にかけて分布し、山地や低山の林の中や草地に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
和名の由来は、葉の裏面が紫色であることからきている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
無茎種で、全体に毛は生えていない。
葉は幅の狭い三角状の卵形である。
表面には艶があり、裏面は紫色を帯びる。
開花時期は4月から5月である。
柄を伸ばして淡い紅紫色の花を横向きにつける。
花径は2センチくらいの5弁花である。
側弁には毛が生えていない。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は先がやや上向きに曲がる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、紫色の斑点がある。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の violacea は「菫色の」という意味である。
品種名の versicolor は「斑入りの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola violacea f. versicolor


★葉の色ですべてが違って見えてくる
 紫背菫も姿異なり
斑入り紫背菫(フイリシハイスミレ)_d0059226_10485692.jpg

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by ryudesuyo | 2012-05-26 10:51 | スミレ科
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