赤花瑠璃繁縷(アカバナルリハコベ)はサクラソウ科ルリハコベ属の一年草である。
「ハコベ」という名がつくがナデシコ科ではなく、サクラソウ科である。
原産地はヨーロッパである。
日本へは江戸時代に渡来した。
現在では、本州の宮城県から九州にかけて帰化し、道端や畑の縁に生える。
草丈は10~30センチくらいである。
茎は枝分かれをして地を這い、斜上する。
茎の断面は四角形である。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は3~6月である。
暖地では周年開花をする。
葉の脇から短い花柄を出し、先に1つずつ花をつける。
花の色は紅色である。
花径は10ミリくらいで、花冠は5つに裂けて横に開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Anagallis はギリシャ語の「ana(再び)+agallein(楽しむ)」からきている。花は曇ると閉じ、陽が照ると再び開く性質がある。
種小名の arvensis は「原野に生える」という意味である。
写真は6月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Anagallis arvensis
★江戸の世に大和に根づきし赤花は
瑠璃の繁縷と対なすごとく
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