樺太磯躑躅(カラフトイソツツジ)はツツジ科イソツツジ属の常緑小低木である。
北方領土を含む北海道に分布し、高山の岩場に生える。
海外では、朝鮮半島、サハリン、シベリアなどにも分布する。
海外では、サハリンなどにも分布する。
「磯」の名がつくが海浜植物ではない。
「イソ」は「蝦夷」の転訛したものだと考えられている。
樹高は30~70センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は硬くて厚い。
葉の裏面に生える白い毛は短い。
開花時期は6~7月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径1センチくらいの白い花をたくさんつける。
花冠は先が5つに裂けて横に開く。
雄しべが長くて花冠から飛び出している。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Ledum はハンニチバナ属の古代ギリシャ名 ledon に基づく。香りが似ていることからきている。
種小名の palustre は「沼地を好む」という意味である。
亜種名の diversipilosum は「不同の軟毛ある」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名 Ledum palustre ssp. diversipilosum
★高山の岩場に這って枝伸ばし
そっと咲かせる白い小花を
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