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狗尾草(エノコログサ)

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狗尾草(エノコログサ)はイネ科エノコログサ属の一年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、荒れ地や道端、畑などに生える。
海外でも、温帯地域に広く分布する。
草丈は40~70センチくらいである。
葉は線状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉には両面ともに毛は生えていない。
開花時期は6~9月くらいである。
子犬の尾に似た緑色の花穂をつける。
穂の長さは3~6センチで、直立していて大きく垂れることはない。
名の由来は「いぬころ(子犬)+草」で、穂の形が子犬の尻尾に似ているからきている。
また、猫じゃらし(ネコジャラシ)とも呼ばれるが、これはこの穂で猫をじゃれさせて遊んだことに由来する。
英名はフォックステイルグラス(foxtail grass)である。
俳句では「狗尾草」や「猫じゃらし」が秋の季語である。
属名の Setaria はラテン語の「seta(剛毛)」からきている。小穂のつけ根を剛毛が囲むことから名づけられた。
種小名の viridis は「緑色の」という意味である。
写真は8月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Setaria viridis


★猫じゃらし見上げる空に雲白く
 辿る先には追憶の時
狗尾草(エノコログサ)_d0059226_16574375.jpg

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by ryudesuyo | 2012-07-02 17:02 | イネ科
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