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甘茶蔓(アマチャヅル)

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甘茶蔓(アマチャヅル)はウリ科アマチャヅル属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山野に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、東南アジア、インドなどに広く分布する。
茎は地を這って伸びる。
また、葉のつけ根にある巻きひげを他の植物などに絡ませて伸びる。
丈は4~5メートルになる。
葉は鳥足状の複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉は3~7枚(普通は5枚)で、幅の狭い卵形をしている。
小葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、先は尖る。
葉の両面には白い細い毛が疎らに生える。
開花時期は7~9月である。
雌雄異株である。
葉の脇に短い花序を出し、黄緑色の小さなをたくさんつける。
花冠は先が5つに裂け、先は尖る。
花の後にできる実は球形の液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、熟すと黒緑色になる。
葉は噛むとわずかに甘味がある。
生薬では七葉胆(しちようたん)といい、消炎解毒作用などがある。
属名の Gynostemma はギリシャ語の「gyne(雌しべ)+stemma(冠)」からきている。
種小名の pentaphyllum は「5葉の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Gynostemma pentaphyllum


★名前なら聞いてはいるが甘茶蔓
 役立つものの簡素な姿
甘茶蔓(アマチャヅル)_d0059226_10542550.jpg

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by ryudesuyo | 2012-07-15 10:59 | ウリ科
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