長葉枸杞(ナガバクコ)はナス科クコ属の落葉低木である。
原産地は中国の西北部で、寧夏地区を中心に栽培されている。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は8月から10月である。
淡い紫色の花をつける。
花冠は鐘形で、先は5つに裂ける。
花の後にできる実は楕円形の液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、赤く熟する。
枸杞(クコ)と同様に、果実、根皮、葉は、それぞれ生薬の枸杞子(くこし)、地骨皮(じこっぴ)、枸杞葉(くこよう)とされる。
特に枸杞子(くこし)は本種のものが高級とされる。
属名の Lycium は中央アジアに生えていた「lycion(潅木名)」からきている。棘が多いという共通点があって転用された。
種小名の barbarum は「異国の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Lycium barbarum
★枸杞にさえ別の種類があるのかと
驚きながら違いを探し
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