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鬼豆蔦(オニマメヅタ)

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鬼豆蔦(オニマメヅタ)はウラボシ科マメヅタ属の多年草である。
樹木や岩に茎を這わせて着生するシダ植物である。
鹿児島県の屋久島と島根県で発見されている。
両者は異なる可能性も指摘されている。
海外では、中国にも分布する。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
茎は細く這って伸び、丸くて先の尖った葉を疎らにつける。
葉には栄養葉と胞子葉の2つがある。
栄養葉は肉厚で丸い。
胞子葉は細長いが、マメヅタ属の仲間と比べると幅が広い。
胞子葉の裏面には胞子嚢群と呼ばれるものが2列に点々と並ぶ。
属名の Lemmaphyllum はギリシャ語の「lemma(皮)+phyllon(葉)」からきている。葉が皮質で乾いていることから名づけられた。
種小名の pyriforme は「ナシ属のような形の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Lemmaphyllum pyriforme


★シダだけど蔓を這わせて葉をつける
 鬼豆蔦の不思議な姿
鬼豆蔦(オニマメヅタ)_d0059226_13131044.jpg

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花・ガーデニング
by ryudesuyo | 2012-10-17 13:16
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