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玄圃梨(ケンポナシ)

玄圃梨(ケンポナシ)_d0059226_9351324.jpg

玄圃梨(ケンポナシ)はクロウメモドキ科ケンポナシ属の落葉高木である。
北海道の一部(奥尻島)から九州にかけて分布し、山地の斜面や沢沿いなどに生える。
また、神社仏閣などに植えられる。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は15~20メートルくらいになる。
枝が長く伸び、樹冠が広がる。
樹皮は暗灰褐色で、浅い縦の溝がある。
葉は幅広い卵形で柄があり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~7月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、小さな淡い緑色をした5弁花をつける。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
11月ころに黒褐色に熟し、生食される。
また、秋には黄葉をする。
アルコール濃度を低減させる効果があるということでも注目されている。
材は楽器材、器具材、彫刻材などに用いられる。
属名の Hovenia は江戸時代に日本にも住んだオランダの宣教師「ホーフェン(David v. d. Hoven, 1724-1787)さん」の名からきている。
種小名の dulcis は「甘味のある」という意味である。
写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Hovenia dulcis


★鬱蒼と茂るがごとく枝広げ
 玄圃梨咲く緑の季節
玄圃梨(ケンポナシ)_d0059226_9353623.jpg

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花・ガーデニング
by ryudesuyo | 2012-11-12 09:38 | クロウメモドキ科
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