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四手沙参(シデシャジン)

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四手沙参(シデシャジン)はキキョウ科シデシャジン属の多年草である。
日本各地に分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部などの極東地域に分布する。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は長卵形で両端が尖る。
開花時期は6~8月である。
総状花序をつくり、青紫色の花をつける。
花冠は青紫色で細く5裂し、反り返る。花柱も長く突き出し、柱頭が3裂する。
名の由来であるが、四手(シデ)は神前に供える白い紙のことである。沙参(シャジン)は釣鐘人参(ツリガネニンジン)の中国名だそうである。青紫色の花が後ろに反り返った独特の形から四手(シデ)を連想したものといわれる。
写真は8月に高尾山の野草園で撮った。
学名:Asyneuma japonicum

★造形の不思議を見せる花姿
 四手沙参咲く野は深くして
by ryudesuyo | 2005-09-16 19:50 | キキョウ科
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