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島薊(シマアザミ)

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島薊(シマアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
奄美大島から台湾南部にかけて分布し、海岸の岩場や砂地に生える。
草丈は50~100センチくらいである。
根際から生える葉と茎につく葉がある。
葉は肉質で艶がある。
羽状に切れ込んだ葉の縁には鋭い刺がある。
茎につく葉には柄はなく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は3~5月くらいである。
茎先に花径4~5センチの大きな白い花(頭花)を上向きにつける。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は扁球形である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
なお、八重山諸島には紅紫色の花が多く、西表薊(イリオモテアザミ:Cirsium brevicaule var. irumtiense)として区別されたこともあるが、現在では異名として扱う見方が主流である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の brevicaule は「短い茎の」という意味である。
写真は5月に沖縄本島の辺戸岬で撮った。
学名:Cirsium brevicaule


★訪れた甲斐があったと笑みもれる
 ここでなければ出逢えぬ姿
島薊(シマアザミ)_d0059226_10274931.jpg

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花・ガーデニング
by ryudesuyo | 2013-05-31 10:31 | キク科
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