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羅布麻(ラフマ)

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羅布麻(ラフマ) はキョウチクトウ科バシクルモン属の多年草である。
原産地は中国である。
北部から西部にかけて広く分布し、荒れ地や砂漠、河岸などに群生する。
また、中国以外にもユーラシア大陸に広く分布する。
健康茶の1つである「羅布麻茶」「燕龍茶(ヤンロン茶)」の原料とされる。
草丈は150~400センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6~7月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紅色の花をつける。
花冠は筒状である。
通称を紅麻(コウマ)という。
これは繊維質に富み麻のように用いられるところからきた名である。
中国では民間薬とされるが、根は有毒である。
名の由来は、タクラマカン砂漠のロプノール湖(羅布泊)にちなむ。
日本には北部に変種のバシクルモン(Apocynum venetum var. basikurumon)が生える。
属名の Apocynum はギリシャ語の「apo(去って)+cyno(犬)」からきている。「犬除け」の意味で、その毒性から名づけられた。
種小名の venetum はイタリアの「ベネト州(Veneto)の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Apocynum venetum


★荒れ果てた大地に根づき逞しく
 育つ羅布麻の花は可憐に
羅布麻(ラフマ) _d0059226_1354558.jpg

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花・ガーデニング
by ryudesuyo | 2013-07-06 13:59 | キョウチクトウ科
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