人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 両面羊歯(リョウメンシダ) 十文字羊歯(ジュウモンジシダ) >>

深山紅羊歯(ミヤマベニシダ)

深山紅羊歯(ミヤマベニシダ)_d0059226_17445727.jpg

深山紅羊歯(ミヤマベニシダ)はオシダ科オシダ属(ドリオプテリス属)の多年草である。
ドリオプテリス属は北半球に250種くらいが分布する。
日本にも雄羊歯(オシダ)などが分布し、属名の和名をオシダ属という。
本種は北海道から九州にかけて分布し、山地の湿った林の中に生える。
特に北日本に多い。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、ロシア東部などにも分布する。
夏緑性で、太い根茎が地を這い、長い柄のある葉が集まってつく。
葉は2回羽状複葉である。
長さは60~100センチくらいである。
一見すると紅羊歯(ベニシダ)に似ている。
葉の質は少し厚い紙質で、軟らかい。
葉の形は三角状の楕円形で、羽片は下のほうも短くならない。
胞子嚢(胞子をつくる場所)群は葉の上のほうにつき、胞膜(胞子嚢群を包みこんで保護する膜)は楕円形である。
属名の Dryopteris はギリシャ語の「dry(樫)+pteris(羊歯)」からきている。樫の木に着生するということから名づけられた。
種小名の monticola は「山地に生える」という意味である。
写真は7月に北海道鷹栖町の北邦野草園で撮った。
学名:Dryopteris monticola


★なかなかに区別のつかぬ羊歯だけど
 尋ねて知った深山紅羊歯

深山紅羊歯(ミヤマベニシダ)_d0059226_17451062.jpg


花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル




花・ガーデニング
by ryudesuyo | 2014-07-22 17:47 | オシダ科
<< 両面羊歯(リョウメンシダ) 十文字羊歯(ジュウモンジシダ) >>