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夜叉五倍子(ヤシャブシ)

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夜叉五倍子(ヤシャブシ)はカバノキ科ハンノキ属の落葉高木である。
日本固有種で、西日本に多く分布する。
本州の福島県から西の太平洋側と四国、九州に分布し、低山や平地に生える。
また、街路樹ともされる。
樹高は5~15メートルくらいである。
樹皮は灰褐色をしている。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は緑色、裏面は淡い緑色である。
13~18対の側脈がある。
開花時期は3~4月である。
葉の展開よりも少し早く花をつける。
雌雄同株である。
雄花序は黄褐色で長さが4~5センチあり、先が垂れ下がる。
雌花序は紅色で、上部に1つが上向きにつく。
実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、翼があって風で散布される。
和名の由来は、熟した果穂が夜叉に似ており、お歯黒などに使われる五倍子(ふし)の代用とされたことからきている。
花粉アレルギーの原因となることが最近わかった。
属名の Alnus はケルト語の「al(近く)+lan(海岸)」からきているとの説もあるラテン語の古名である。
種小名の firma は「強固な」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Alnus firma


★夜叉五倍子の名前はどこか強そうだ
 葉っぱ比べもまた楽しそう

夜叉五倍子(ヤシャブシ)_d0059226_15113778.jpg


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花・ガーデニング
by ryudesuyo | 2014-09-07 15:16 | カバノキ科
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