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アルゲモネ・ムニタ

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アルゲモネ・ムニタはケシ科アザミゲシ属(アルゲモネ属)の一年草である。
アルゲモネ属はアメリカ大陸などに30種くらいが分布する。
同属のアルゲモネ・メキシカナ(Argemone mexicana)に薊芥子(アザミゲシ)の和名があり、属名の和名もアザミゲシ属という。
花が芥子(ケシ)に似ていて、棘のある葉が薊(アザミ)に似ているところからこの名がつけられた。
本種の原産地はアメリカ合衆国のカリフォルニア州やニューメキシコ州で、乾燥した山地に生える。
草丈は40センチから150センチくらいである。
茎は直立をする。
葉は長い楕円形で羽状に裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には鋭い棘がある。
茎や葉を傷つけると有毒の黄色い汁を出す。
開花時期は7月から9月くらいである。
花径6センチから10センチくらいの白い6弁花をつける。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)は鮮やかな黄色である。
柱頭(雌しべの先端で花粉の付着する部分)は赤い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Argemone はギリシャ語の「argemon(白内障)」からきている。汁液がこの病気に効くことから名づけられた。
種小名の munita は「棘のある」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Argemone munita


★このような仲間もいたか薊芥子
 厳しい自然を友に育って

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花・ガーデニング
by ryudesuyo | 2014-10-31 15:57 | ケシ科
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