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おけら(オケラ)

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おけら(オケラ)はキク科オケラ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、日当たりの良い乾いた草地に生える。
草丈は30~100センチくらいになる。
葉は互生し、縁には剛毛があって硬い。
開花時期は9~10月である。
薄紫色または白の鐘形の頭花をつける。
若芽は綿毛をかぶっていて軟らかく、食用にされる。
根茎を干したものを蒼朮(そうじゅつ)・白朮(びやくじゅつ)と称し、利尿・健胃薬とされる。
また、邪気をはらう力があるとされ、正月の屠蘇(とそ)にも入れる。
古名は宇家良(ウケラ)で、この名で万葉集に詠まれている。
写真は9月に都立薬用植物園で撮った。
学名:Atractylodes japonica

★不思議なる力を秘めて咲くおけら
 花の姿も謎に包まれ
by ryudesuyo | 2006-02-22 20:08 | キク科
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