豚菜(ブタナ)はキク科エゾコウゾリナ属の多年草である。
ヨーロッパ原産の帰化植物で、蒲公英(タンポポ)の花が終わったころから夏にかけて、蒲公英(タンポポ)とよく似た花を咲かせる。
ただし、タンポポ属は1つの花茎に1つの頭花をつけるが、豚菜(ブタナ)は花茎が分岐して複数の頭花をつける。
昭和8年に北海道で最初に確認され、以後各地に広がったという。
草丈は50~60センチくらいになる。
葉は根生葉だけで、両面や縁には剛毛が密生する。
開花時期は6~9月である。
茎の先に花径3~4センチの頭花をつける。
舌状花は黄色で、遠くから見ると蒲公英(タンポポ)のように見える。
写真は7月に南軽井沢で撮った。
学名:Hypochaeris radicata
★遠目には蒲公英咲くと見間違う
豚菜の花は夏陽を浴びて