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若狭浜菊(ワカサハマギク)

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若狭浜菊(ワカサハマギク)はキク科キク属の多年草である。
福井県から鳥取県にかけて分布し、日本海側の海岸の岩場に生える。
分類上は、竜脳菊(リュウノウギク)の変種とされる。
母種よりも大型である。
名の由来は、若狭地方に多いことからきている。
環境省kレッドデータブックでは、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類に登録されている。
草丈は40~80センチくらいである。
茎は細く、毛が密生する。
茎や葉にはよい香りのする精油が含まれる。
葉は広めの卵形で、3つに裂ける。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には毛が密生して灰白色を帯びる。
開花時期は10~11月である。
花径3~6センチの白い花(頭花)をつける。
真ん中の筒状花は黄色い。
白い舌状花は時を経ると淡い紅色を帯びる。
写真は11月上旬につくば植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum wakasaense

★荒波をものともせずに凛と咲く
 若狭浜菊ふくよかに燃え
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by ryudesuyo | 2006-11-18 08:54 | キク科
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