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ケナフ

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ケナフ (Kenaf)はアオイ科フヨウ属の一年草である。
原産地はインドまたはアフリカとされている。
繊維を目的として、インドやバングラデシュ、タイなどで栽培されてきた。
製品は洋麻やボンベイ麻などとなる。
草丈は3~5メートルくらいである。
成長が早く、茎の下部は太いもので10センチくらいになり、木質化する。
茎はあまり枝分かれをせずに直立する。
葉の形は株によって異なるが、はじめのうちはハート形で縁にぎざぎざ(鋸歯)がある。
成長するににつれて3つから9つに切れ込みが増えていく。
葉には長い柄があり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8~10月くらいである。
上部の葉の脇に、横向きに花をつける。
花径は8~10センチくらいで、花びら(花弁)は5枚である。
花の色は白、黄色、紫などがあり、中心部は暗い紫色となる。
萼片は5枚で先が尖る。
雄しべは花糸が合着して柱状になる。
一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
二酸化窒素を吸収することや木材に代わる紙資源として期待できることなどで注目を集めている。
一方で、帰化による生態系への影響も懸念され、植栽する場合にはきちんとした管理が求められている。
写真は10月上旬に京都府立植物園で撮った。
学名:Hibiscus cannabinus

★騒がれてとても増えたのそれだけど
 ケナフの気持ち誰も知らない
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by ryudesuyo | 2006-11-24 05:33 | アオイ科
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