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サフラン

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サフランはアヤメ科サフラン属の多年草である。
原産地は地中海沿岸からインドに至る地域で、旧約聖書の中にも「芳香を放つハーブ」として登場する。
古代インドではサフランから染料が作られ、僧侶は釈迦の死後、僧服をサフラン色に染め上げたという。
中国には唐の時代にインドから伝えられ、生薬の蕃紅花(ばんこうか)として利用されてきた。
鎮静、鎮痛、通経作用があるという。
日本へは江戸時代末期にオランダ船に乗って渡来した。
また、ブイヤベースやパエリヤには欠かせないし、インド料理のサフランライスでも知られている。
草丈は15センチくらいである。
開花時期は10~11月である。
花冠は紫色をしており、筒状で6深裂する。
赤くて長い3本の雌しべに特徴がある。
秋咲きクロッカスの別名もある。
写真は10月に芦ノ湖野草園で撮った。
学名:crocus sativus

★サフランは長い歴史を秘めた花
 不思議な姿安らぎ与え
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by ryudesuyo | 2007-01-07 07:39 | アヤメ科
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