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折鶴菫(オリヅルスミレ)

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折鶴菫(オリヅルスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
1982年に沖縄本島の辺野喜(べのき)川沿いで発見され、1988年に新種として学会に発表された。
しかし、自生地はダムの底に沈んでしまっている。
東南アジア系のウラジロスミレ亜節に属するという。
数個の葉を根際から出す。
葉柄は1センチくらいで、微毛を密生させる。
葉の形は円心形で、裏面の脈上に細かい毛がある。
開花時期は2~4月である。
花径15ミリくらいの白い花をつける。
花びらは5枚である。
名の由来は、茎が地面を這って先端に新しい苗をつくり、次々と増える様子を折鶴に見立てたものである。
環境省のレッドデータブックでは野生絶滅種(EW)に登録されている。
各地の研究機関で栽培と増殖が試みられている。
写真は3月に大船植物園で撮った(植栽)。
学名:Viola stoloniflora

★絶滅の危機を逃れて花つける
 折鶴菫にエールを送り
by ryudesuyo | 2007-01-26 06:36 | スミレ科
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