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針犬薺(ハリイヌナズナ)

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針犬薺(ハリイヌナズナ)はアブラナ科イヌナズナ属(ドラバ属)の一年草である。
ドラバ属は世界に400種くらいが分布する。
日本にも犬薺(イヌナズナ)などが分布し、属名の和名はイヌナズナ属という。
本種の原産地はヨーロッパである。
アルプス山脈、ピレネー山脈、アペニン山脈などの高山の岩場や草原に生える。
草丈は5センチから15センチくらいである。
根際から生える葉は分厚く細長い楕円形で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)になる。
葉の先は針のように細く尖っており、それが名の由来になっている。
犬薺のほうは、薺(ナズナ)に似ているが食用にならないというところからきている。
開花時期は4月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな4弁花を咲かせる。
雄しべが花から飛び出している。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
日本ではロックガーデンなどで利用されている。
属名の Draba はギリシャ語の「draba(辛い)」からきている。他の植物につけられた名が後に転用された。
種小名の aizoides は「常緑の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Draba aizoides


★アルプスの春を飾って咲くという
 小さな黄花針犬薺

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花・ガーデニング
by ryudesuyo | 2007-02-26 05:50 | アブラナ科
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