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狐の牡丹(キツネノボタン)

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狐の牡丹(キツネノボタン)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、道端や野原などに生える。
草丈は30~50センチくらいである。
茎は中空である。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
根際から生えるはには長い柄がある。
小葉は2つか3つに裂け、不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎につく葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は4~7月くらいである。
茎先のあたりに出た柄に、花径1センチくらいの小さな黄色い花をつける。
花弁は5枚で、後ろに萼がある。
小花の咲いた後に、淡い緑色をした金平糖のような実を結ぶ。
名前の由来は、狐が住みそうな野に生え、葉が牡丹に似ていることからきている。
全草に毒があり、食べると腹痛、吐き気、下痢などの症状が現れるので注意が必要である。
写真は5月に板橋区立赤塚万葉薬用園で撮った。
学名:Ranunculus quelpaertensis(=Ranunculus silerifolius)


★道端に金平糖がきらきらと
 毒に用心狐の牡丹
狐の牡丹(キツネノボタン)_d0059226_527912.jpg

花の本屋さん
by ryudesuyo | 2007-05-22 05:27 | キンポウゲ科
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