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鳥形半鐘蔓(トリガタハンショウヅル)

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鳥形半鐘蔓(トリガタハンショウヅル)はキンポウゲ科センニンソウ属の蔓性落葉低木である。
本州と四国に分布し、山地の林の縁に生える。
和名の由来は、高知県の鳥形山で最初に発見されたことからきている。
蔓性で、他の草の上を這うようにして伸びる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、向かい合って生える(対生)。
小葉は長さ3~8センチの倒卵形で、上部の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~7月である。
葉の脇から長い柄を出して、黄白色の釣鐘形の花を下向きに1つつける。
花の長さは2~3センチである。
花弁はなく、花弁のように見えるのは4枚の萼片である。
萼片は薄くて外側に毛が生えており、先は丸くなっている。
雌しべはたくさんあり、その周りを毛の生えた雄しべが取り囲んでいる。
雄しべに毛が生えるのは本種の特徴である。
写真は4月に京都府立植物園の山野草展で撮った。
学名:Clematis tosaensis


★めずらしい花の名前にどれどれと
 観察するがどこが鳥形

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花の本屋さん
by ryudesuyo | 2007-06-02 02:30 | キンポウゲ科
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