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紅葉葉鈴懸の木(モミジバスズカケノキ)

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紅葉葉鈴懸の木(モミジバスズカケノキ)はスズカケノキ科スズカケノキ属の落葉高木である。
イギリスで生まれた交雑種である。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
一方の親は、鈴懸の木(スズカケノキ)である。
ヨーロッパからヒマラヤにかけて分布する。
葉の切れ込みが深いことと、枝先につく集合果の数が3~5個であることが特徴である。
もう一方の親は、アメリカ鈴懸の木(アメリカスズカケノキ)である。
北アメリカの東部に分布する。
葉の切れ込みが浅く、枝先につく集合果の数は1個である。
本種はその中間的特長をもつ。
葉の切れ込みは中くらいで、集合果の数は2~3個である。
いずれもプラタナスと呼ばれ街路樹とされるが、現在ではほとんどがこの紅葉葉鈴懸の木(モミジバスズカケノキ)であるという。
樹高は15~20メートルである。
大きなものは35メートルくらいある。
樹皮は鱗片状に剥がれ、まだら模様になる。
葉は3つ以上に裂けて手のひら状となり、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4~5月である。
雌雄同株である。
雌花は赤い球状である。
雄花はふわふわの毛がついている。
結実期は10月である。
集合果は10~11月にかけて葉が落ちた後も残る。
なお、「鈴懸の木」の名の由来は果実の形を山伏がつける篠懸(すずかけ)に見立てたものといわれる。
写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Platanus × hispanica


★冬寒の空にぽっこりぶら下がる
 鈴懸の実は和み与えて

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花図鑑
by ryudesuyo | 2007-11-16 18:53 | スズカケノキ科
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