大黄花片喰(オオキバナカタバミ)はカタバミ科カタバミ属の多年草である。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
日本へは園芸植物として渡来した。
関東地方より南では、逸出したものが野生化して道端などに生えている。
草丈は10~30センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉の形は倒心形である。
色は明るい緑色で、暗い紫色の斑が入る。
開花時期は3~9月である。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、大きな黄色い花をつける。
花径は3~4センチくらいあり、花びらは5枚である。
花も葉も陽が射すと開き、曇ると閉じる。
英名はバターカップ・オキザリス(buttercup oxalis)である。
「バターカップ」はキンポウゲ属のことである。
学名からオキザリス・ペスカプラエないしオキザリス・セルヌアとも呼ばれる。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Oxalis pes-caprae(=Oxalis cernua)
★見つけたよやっと開いたこの花を
春の陽射しに溶け込むような
花図鑑
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