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草連玉(クサレダマ)

草連玉(クサレダマ)_d0059226_6253561.jpg

草連玉(クサレダマ)はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、湿原の周辺や沼沢地に生える。
海外では、サハリン、中国、朝鮮半島にも分布する。
名は「腐れ玉」を連想させてしまうのだが、熱帯で栽培されるマメ科の連玉(レダマ)に似ている草本ということで名づけられたそうである。
草丈は50~100センチくらいである。
地下茎で繁茂し、群落を形成する。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
3~4枚を輪生させることもある。
葉には柄はなくて先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6~8月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄色い花をたくさんつける。
花冠の先は5つに深く裂ける。
萼片は5枚、雄しべも5本である。
硫黄草(イオウソウ)の別名がある。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Lysimachia vulgaris var. davurica


★湿原を黄金の色に染め上げて
 草連玉咲く群れなすように

草連玉(クサレダマ)_d0059226_626958.jpg

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by ryudesuyo | 2008-07-07 06:27 | サクラソウ科
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