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節黒仙翁(フシグロセンノウ)

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節黒仙翁(フシグロセンノウ)はナデシコ科センノウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、林の縁や林の中などに生える。
和名の由来は、茎の節が黒褐色であるところからきている。
草丈は40~80センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には毛が生える。
開花時期は7~10月である。
茎先に花径5センチくらいの朱色の5弁花をつける。
花弁は平らに開く。
花弁のつけ根のほうに2つずつ濃い色の鱗片がある。
雄しへは10本である。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)は紫色である。
雌しべの花柱は5本である。
萼は筒状で、先が5つに裂ける。
花の後にできる実は長い楕円形のさく果(熟すと果皮が裂開する果実)である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Lychnis miqueliana



★薄っすらと朱色に染めた花びらを
 五弁に開き節黒仙翁

節黒仙翁(フシグロセンノウ)_d0059226_6223937.jpg

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by ryudesuyo | 2009-07-16 06:23 | ナデシコ科
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