カテゴリ:アリノトウグサ科( 3 )

立藻(タチモ)

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立藻(タチモ)はアリノトウグサ科フサモ属(ミリオフィルム属)の多年草である。
ミリオフィルム属はオーストラリアなどに70種近くが分布する多年生の水生植物の仲間である。
日本にも房藻(フサモ)などが分布し、属名の和名をフサモ属という。
本種は北海道から九州にかけて分布し、池沼や湿地に生える。
環境に適応して水中にも湿地にも生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ウスリー地方、アムール地方などにも分布する。
環境省のレッドリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
水中にあるものは草丈50センチくらいになる。
地上では20センチ止まりである。
水中の葉は羽状に深く裂け、輪生する。
上部につく葉は針形で裂けない。
雌雄異株である。
開花時期は6月から9月くらいである。
花は上部の葉の脇につき、花弁は4枚で淡い紅色をしている。
花の後にできる実は卵円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Myriophyllum はギリシャ語の「myrio(数え切れない)+phyllon(葉)」からきている。
種小名の ussuriense は「ウスリー地方の」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Myriophyllum ussuriense


★変幻に姿を変えて適応す
 されど個体は次第に減って

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by ryudesuyo | 2015-09-11 12:58 | アリノトウグサ科

大房藻(オオフサモ)

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大房藻(オオフサモ)はアリノトウグサ科フサモ属の抽水性(根が完全に水面下にあり、茎や葉が水中から水面上に伸びる)の多年草である。
原産地は南アメリカのアマゾン川である。
現在では世界各地に帰化している。
日本へは大正時代にドイツ人が観賞用に持ち込んだものが逸出して帰化している(雌株のみ)。
北海道から沖縄にかけて分布し、湖沼、池、川などに群生する。
現在では、外来生物法によって特定外来生物として栽培・譲渡・販売・輸出入などが原則禁止されている。
また、日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されている。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
茎の長さは50~100センチくらいである。
泥の中や水中に茎を枝分かれさせながら繁茂する。
水上に抜け出た茎は直立する。
葉は3~7枚が輪になって生え、羽状に裂ける。
開花時期は4~6月である。
葉のつけ根に小さな白い花を咲かせる。
花は結実はしないが、匍匐茎を伸ばしたり切れ藻から再生するなどして繁殖する。
属名の Myriophyllum はギリシャ語の「myrio(数え切れない)+phyllon(葉)」からきている。
種小名の aquaticum は「水生の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Myriophyllum aquaticum


★涼しげな姿なれども大房藻
 根を張るゆえに忌み嫌われて

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by ryudesuyo | 2013-09-10 13:01 | アリノトウグサ科

グンネラ・ハミルトニー

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グンネラ・ハミルトニーはアリノトウグサ科グンネラ属の多年草である。
分類体系によってはグンネラ科とされる。
ニュージーランドの南島とスチュアート島に稀に生える。
ニュージーランドのレッドリストでは絶滅危惧IB類(EN)相当に登録されている。
草丈は10センチくらいである。
茎を這わせてマット状に広がる。
根際から生える葉は幅の広い卵形である。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の色は灰褐色を帯びる。
雌雄異株である。
自生地での開花時期は8~12月である。
黄色い小さな目立たない花をつける。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、熟すと赤くなる。
自生地での結実時期は3~7月である。
属名の Gunnera はノルウェーの植物学者「グンネルス(Johan Ernst Gunnerus, 1718-1773)さん」の名からきている。
種小名の hamiltonii はニュージーランドの植物学者「ハミルトン(W. S. Hamilton, 1800's)さんの」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Gunnera hamiltonii


★その数をとても減らしているらしい
 ニュージーランドのめずらしい花

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by ryudesuyo | 2013-09-09 14:25 | アリノトウグサ科