カテゴリ:カバノキ科( 5 )

夜叉五倍子(ヤシャブシ)

d0059226_15112551.jpg

夜叉五倍子(ヤシャブシ)はカバノキ科ハンノキ属の落葉高木である。
日本固有種で、西日本に多く分布する。
本州の福島県から西の太平洋側と四国、九州に分布し、低山や平地に生える。
また、街路樹ともされる。
樹高は5~15メートルくらいである。
樹皮は灰褐色をしている。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は緑色、裏面は淡い緑色である。
13~18対の側脈がある。
開花時期は3~4月である。
葉の展開よりも少し早く花をつける。
雌雄同株である。
雄花序は黄褐色で長さが4~5センチあり、先が垂れ下がる。
雌花序は紅色で、上部に1つが上向きにつく。
実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、翼があって風で散布される。
和名の由来は、熟した果穂が夜叉に似ており、お歯黒などに使われる五倍子(ふし)の代用とされたことからきている。
花粉アレルギーの原因となることが最近わかった。
属名の Alnus はケルト語の「al(近く)+lan(海岸)」からきているとの説もあるラテン語の古名である。
種小名の firma は「強固な」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Alnus firma


★夜叉五倍子の名前はどこか強そうだ
 葉っぱ比べもまた楽しそう

d0059226_15113778.jpg


花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル




花・ガーデニング
[PR]
by ryudesuyo | 2014-09-07 15:16 | カバノキ科

アポイ樺(アポイカンバ)

d0059226_15205448.jpg

アポイ樺(アポイカンバ)はカバノキ科カバノキ属の落葉小低木である。
カバノキ属は世界に40種くらいが分布する。
本種は日本固有種である。
北海道日高地方の様似町にあるアポイ岳のみに分布する。
氷河期からの遺存種である。
湿地性の谷地樺(ヤチカンバ)と高山性の岳樺(ダケカンバ)との雑種を起源とすることが明らかになっている。
環境省のレッドリスト(2012)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
樹高は50センチくらいである。
幹は直立をせず、斜面を這うように広がる。
若い枝は褐色で、年数がたつと白っぽくなる。
葉は長さが2~4センチくらいで小さい。
葉の形は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月である。
雄花序は黄褐色をしており尾状である。
雌花序は紅緑色をしており、直立する。
属名の Betula はケトル語の「betu(カバノキ)」からきている。
種小名の apoiensis は「アポイ岳の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Betula apoiensis


★いつの日か元気に立ちたいアポイ岳
 進化の不思議心行くまで

d0059226_15211581.jpg


花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



花・ガーデニング
[PR]
by ryudesuyo | 2014-08-14 15:28 | カバノキ科

榛の木(ハンノキ)

d0059226_13253063.jpg

榛の木(ハンノキ)はカバノキ科ハンノキ属の落葉高木である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山野の湿地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国の東北部、ウスリー地方にも分布する。
英名はオルダー(alder)である。
樹高は10~20メートルくらいである。
樹皮は暗い灰褐色で、小さく割れて剥がれる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は11~4月である。
葉の展開に先立って花をつける。
雌雄同株である。
雄花序は黒褐色の円柱形で、尾状に垂れる。
雌花序は楕円形で紅紫色を帯び、雄花序の下部につく。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、松かさ状となる。
材は薪炭材とされるほか、諸種の用材として利用される。
属名の Alnus はケルト語の「al(近く)+lan(海岸)」からきているとの説もあるラテン語の古名である。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は2月に小石川植物園で撮った。
3枚目は4月に三郷市で撮った。
学名:Alnus japonica


★名前だけ知っていたけど榛の木の
 花はこれかと目で確かめて

d0059226_13254294.jpg

d0059226_1326821.jpg


花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル






花・ガーデニング
[PR]
by ryudesuyo | 2013-09-24 13:32 | カバノキ科

大葉夜叉五倍子(オオバヤシャブシ)

d0059226_15535645.jpg

大葉夜叉五倍子(オオバヤシャブシ)はカバノキ科ハンノキ属の落葉小高木である。
日本固有種である。
本州の福島県から和歌山県にかけて太平洋側に分布し、山地に生える。
また、治山樹種として植林をされる。
樹高は5~10メートルくらいである。
樹皮は灰褐色をしている。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根は円形で、縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)となる。
葉の表面は緑色、裏面は淡い緑色である。
12~16対の側脈がある。
開花時期は3~4月である。
葉の展開よりも少し早く花をつける。
雌雄同株である。
雄花序は黄褐色で長さが4~5センチあり、先が垂れ下がる。
雌花序は紅色で、上部に1つが上向きにつく。
実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、翼があって風で散布される。
和名の由来は、熟した果穂が夜叉に似ており、お歯黒などに使われる五倍子(ふし)の代用とされたことからきている。
花粉アレルギーの原因となることが最近わかった。
属名の Alnus はケルト語の「al(近く)+lan(海岸)」からきているとの説もあるラテン語の古名である。
種小名の sieboldiana はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんに関連した」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
下の写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Alnus sieboldiana


★この形どこか似ている白樺に
 花粉を運ぶやっぱりそうか

d0059226_15543088.jpg


花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル






花・ガーデニング
[PR]
by ryudesuyo | 2013-09-23 16:00 | カバノキ科

岳樺(ダケカンバ)

d0059226_1393287.jpg

岳樺(ダケカンバ)はカバノキ科カバノキ属の落葉高木である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、四国の高山にも分布する。
北海道では低地に生えるが、中部山岳地帯では亜高山帯に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、カムチャツカ地方などにも分布する。
カンバの語源はアイヌ語で桜皮を意味するカリンパからきている。
樹高は10~20メートルくらいである。
若木の樹皮は赤褐色ないし灰褐色で光沢があり、薄く横に剥がれる。
老木は白味を帯びて、縦に割れ目ができる。
葉は三角状の卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、つけ根は心形である。
葉の縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
開花時期は5~6月である。
雄雌同株である。
雄花は黄褐色で、尾状花序(単性の花が穂状につき、垂れ下がる)につく。
雌花の花序は直立して枝先につく。
花の後にできる実は翼果(翼のある実)で、風で散布される。
属名の Betula はケトル語の「betu(カバノキ)」からきている。
種小名の ermanii はドイツ人の博物学者「エルマン(Adolph Erman,1806-1877)さんの」という意味である。
写真は8月に岩手県の八幡平リゾートで撮った。
学名:Betula ermanii


★年輪を感じるような岳樺
 寒さに負けず空をめざして

d0059226_1394554.jpg


花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル





花・ガーデニング
[PR]
by ryudesuyo | 2013-09-21 13:14 | カバノキ科