カテゴリ:キキョウ科( 46 )

蛍袋(ホタルブクロ)

d0059226_14234977.jpg

うな垂れて蛍袋の片思い

蛍袋(ホタルブクロ)はキキョウ科ホタルブクロ属(カンパヌラ属)の多年草である。
カンパヌラ属は北半球を中心に500種以上が分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
園芸的にはカンパニュラという英語風の読み方で流通している。
日本にも本種などが分布し、属名の和名はホタルブクロ属という。
本種は北海道から九州にかけて分布し、山野に生える。
また、庭植えや鉢植えなどに利用される。
海外では、朝鮮半島や中国、ロシアにも分布している。
中国名は紫斑風鈴草(zi ban feng ling cao)という。
英名はスポッテッドベルフラワー(spotted bellflower)である。
単にベルフラワー(bell flower)とすると、広くカンパヌラ属を指す言葉になる。
和名の由来については、提灯の古名である火垂(ほたる)からきているなどの説がある。
草丈は30センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は卵心形である。
開花時期には枯れる。
茎につく葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
茎につく葉は上部へいくほど小さくなる。
下部では短い柄があり、上部では茎を抱く。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
茎先や葉の脇に、長さ4、5センチの釣鐘形の花を下向きにつける。
花の色は、白から濃い紅紫色まである。
花冠の内側には濃い色の斑点がある。
萼片は5枚で、萼片の間に反り返る付属片があるのが本種の特徴である。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「正義」「貞節」「愛らしさ」である。
俳句の季語は夏である。
7月24日の誕生花である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名と変種名の punctata は「斑点のある」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Campanula punctata var. punctata


★うな垂れて蛍袋は物思い
 独りぽっちで咲くのが厭と
☆頷きて揺れる姿は愛らしく
 誰に聴かせる澄んだ音色を

d0059226_1424543.jpg



花図鑑
植物図鑑
ミラーサイト

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル





花・ガーデニング
[PR]
by ryudesuyo | 2016-07-30 14:28 | キキョウ科

プラティア・アングラタ

d0059226_1051978.jpg

プラティア・アングラタはキキョウ科プラティア属の多年草である。
プラティア属はオーストラリア、ニュージーランド、熱帯アジアに25種くらいが分布する匍匐性の多年草である。
ロベリア属(Lobelia)に含まれるという見解もある。
本種の原産地はニュージーランドで、標高1300メートルまでの地域に生える。
ただし、これについても中国やマレーシアに分布する大実紫苔桃(オオミムラサキコケモモ:Pratia nummularia)とシノニムだとする見解もある。
草丈は5~10センチくらいである。
小さな葉をつけた茎が地を這うように広がる。
葉は円心形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~9月くらいである。
白い溝隠(ミゾカクシ)に似た花をつける。
花の後につく実は直径5ミリくらいの球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、赤紫色に熟する。
属名の Pratia はフランス人の海軍士官「プラベルノン(Charles Louis Prat-Bernon, 1800's)さん」の名からきている。
種小名の angulata は「角張った」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Pratia angulata


★紫のお洒落な筋がチャーミング
 アングラタ咲く星を散りばめ

d0059226_1053671.jpg


花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル




花・ガーデニング
[PR]
by ryudesuyo | 2014-09-09 10:09 | キキョウ科

石立蛍袋(イシダテホタルブクロ)

d0059226_10544731.jpg

石立蛍袋(イシダテホタルブクロ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
徳島県の石立山の石灰岩地に稀に生える。
徳島県のRDBでは絶滅危惧I類(CR+EN)に指定されている。
分類上は、蛍袋(ホタルブクロ)の地域変種とされている。
草丈は10~30センチくらいで、基本種よりも低い。
全体に粗い毛が生える。
葉は長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月くらいである。
長さ3~4センチの釣鐘形の淡い紫色をした花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の punctata は「斑点のある」という意味である。
変種名の kurokawae は人名由来のようだが調べ切れなかった。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Campanula punctata var. kurokawae


★その名前ずっと前から聞いていた
 花に出合えば疲れも忘れ
d0059226_10551475.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル





花・ガーデニング
[PR]
by ryudesuyo | 2013-06-14 11:00 | キキョウ科

藻岩沙参(モイワシャジン)

d0059226_14542295.jpg

藻岩沙参(モイワシャジン)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。
北海道、本州の東北地方、熊本県に分布し、山地の草地や岩場に生える。
海外では、朝鮮半島、中国の東北部、モンゴルにも分布する。
基準標本は札幌市の藻岩山で採取された。
別名を満州釣鐘人参(マンシュウツリガネニンジン)という。
草丈は30~60センチくらいである。
根際から生える葉は卵円形で、長い柄がある。
茎につく葉は披針形ないし卵形で、向かい合って生える(対生)か互い違いに生える(互生)。
開花時期は8~9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ15~20ミリくらいの幅の広い釣鐘形の花をつける。
花の色は白ないし淡い紫色である。
花柱は花冠から少し突き出る。
属名の Adenophora はギリシャ語の「adenos(腺)+phoreo(有する)」からきている。植物体全体に乳液を出す腺細胞があることから名づけられた。
種小名の pereskiifolia は「コノハサボテン属(Pereskia)のような葉の」という意味である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
学名:Adenophora pereskiifolia


★訪れる季節を少しずらすなら
 また新しい出合いの待ちて
d0059226_14543696.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル




[PR]
by ryudesuyo | 2012-08-23 14:56 | キキョウ科

八代草(ヤツシロソウ)

d0059226_11223111.jpg

八代草(ヤツシロソウ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
阿蘇・久住地方の限られた地域にのみ生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリア東部にも分布する。
大陸と地続きのころの遺存植物である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
和名の由来は、熊本県の八代で発見されたことからきている。
草丈は30~100センチくらいである。
葉は幅の広い被針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~9月くらいである。
茎先に筒状で紫色をした花が集まって上向きに咲く。
花径は2センチくらいで、花冠の先は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の glomerata は「集まった」という意味である。
変種名の dahurica は「(シベリアの)ダフリアの」という意味である。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Campanula glomerata var. dahurica


★絶滅の危機に晒され支援待つ
 八代草の花は紫
d0059226_1123188.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-07-30 11:28 | キキョウ科

髭桔梗(ヒゲギキョウ)

d0059226_1011574.jpg

髭桔梗(ヒゲギキョウ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
学名のカンパヌラ・トラケリウムの名でも流通している。
草丈は60~100センチくらいである。
茎には硬い毛が生える。
葉は楕円形で、先がわずかに尖る。
葉の縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
開花時期は7~9月である。
葉の脇に濃い青紫色をした鐘状の花をつける。
花冠は先で5つに裂け、内側に髭のような毛がたくさん生える。
萼は5つに裂け反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の trachelium は「喉の」という意味である。由来ははっきりしない。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Campanula trachelium


★裏側にびっしり髭を生やし咲く
 髭桔梗は個性に満ちて
d0059226_1013515.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


[PR]
by ryudesuyo | 2011-06-17 10:02 | キキョウ科

島蛍袋(シマホタルブクロ)

d0059226_914632.jpg

島蛍袋(シマホタルブクロ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
関東地方の太平洋沿岸と伊豆諸島に分布し、海岸に近い斜面や岩場に生える。
分類上は、蛍袋(ホタルブクロ)の変種とされている。
伊豆諸島に多いことから「島」の名が冠せられている。
草丈は30センチくらいである。
根際から生える葉は卵心形である。
茎につく葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~7月である。
茎先や葉の脇に釣鐘形の花を下向きにつける。
花の色は白い。
花冠は長さが3センチくらいで基本種に比べて小さいが、花の数は多い。
また、花冠の内側には斑点はほとんどない。
萼片は5枚で、萼片の間の小さな付属体は反り返るものと反り返らないものがある。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の punctata は「斑点のある」という意味である。
変種名の microdonta は「小さい歯の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Campanula punctata var. microdonta


★小さくてだけどたくさん花つけて
 海辺が好きな島蛍袋
d0059226_92533.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


[PR]
by ryudesuyo | 2011-06-16 09:03 | キキョウ科

及部桔梗(オヨベギキョウ)

d0059226_943577.jpg

及部桔梗(オヨベギキョウ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
千島桔梗(チシマギキョウ)の大輪選別種である。
基本種は北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山の岩礫地などに生える。
本種は戦前に東京山草会会員の及部さんによって色丹島で発見され育成された。
草丈は5~15センチくらいである。
根際から生える葉はへら形である。
茎につく葉は小さい。
葉には艶があり、縁には波状の鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
自生地での開花時期は7~8月である。
平地では5~6月に花を咲かせる。
花冠は長さ3~4センチで、先が5つに裂ける。
花の色は濃い青紫色である。
雌しべの花柱は3つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の chamissonis はドイツの植物分類学者「シャミッソー(A. von Chamisso)さんの」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Campanula chamissonis 'Oyobe-gikyou'


★先人の知恵と努力の賜物か
 輝くように及部桔梗
d0059226_945625.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


[PR]
by ryudesuyo | 2011-06-15 09:05 | キキョウ科

乙女桔梗(オトメギキョウ)

d0059226_82342100.jpg

乙女桔梗(オトメギキョウ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
原産地はクロアチアのダルメシア地方である。
英名はダルメシアン・ベルフラワー(Dalmatian bellflower)である。
そのせいもあってベルフラワーの名でも流通している。
しかし、英名のベルフラワー(bellflower)は風鈴草(フウリンソウ:Campanula medium)のことなので紛らわしい。
学名のカンパヌラ・ポルテンシュラギアナで表示するものもある。
属名の読み方は「カンパニュラ」とするものもある。
草丈は10~15センチくらいである。
葉は心形で長い柄があり、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4~7月である。
花径2センチくらいの濃い青紫色をして鐘形の花を密生させる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の portenschlagiana はオーストリアの植物学者「ポテンシュログ(F. von Portenschlag-Ledermayer)さん」の名からきている。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Campanula portenschlagiana


★ぐんぐんと縄張り広げ競い咲く
 乙女桔梗の花愛らしく
d0059226_8241084.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


[PR]
by ryudesuyo | 2011-06-14 08:25 | キキョウ科

小川桔梗(オガワギキョウ)

d0059226_100551.jpg

小川桔梗(オガワギキョウ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
四国の小川聖一さんによって作出された栽培品種である。
交配親は石立蛍袋(イシダテホタルブクロ)と及部桔梗(オヨベギキョウ)である。
石立蛍袋(イシダテホタルブクロ)は石立山の石灰岩地に稀に生える。
草丈は低く花は大き目の品種である。
及部桔梗(オヨベギキョウ)は戦前に東京山草会会員の及部さんによって色丹島で発見された千島桔梗(チシマギキョウ)の大輪選別種である。
花冠が太くて短く丸みを帯びており、大きな濃い紫色の花を上向きにつける。
本種の草丈は10~15センチくらいである。
葉は楕円形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
青紫色をした鐘形の花を下向きにつける。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Campanula 'Ogawa-gikyou'


★選りすぐり育てた花を掛け合わせ
 作り出される品種の不思議
d0059226_101183.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


[PR]
by ryudesuyo | 2011-06-13 10:02 | キキョウ科