カテゴリ:アカネ科( 32 )

曙葎(アケボノムグラ)

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曙葎(アケボノムグラ)はアカネ科フオプシス属の多年草である。
原産地はコーカサス地方からイランの北東部にかけてである。
別名を花車葉草(ハナクルマバソウ)という。
学名のフオプシス・スティロサで表示するものもある。
なお、フオプシス属はクルキアネラ属(クルシアネラ属)とシノニムである。
英名はクロスワート(crosswort)という。
草丈は15~30センチくらいである。
茎は細長く、よく枝分かれをして地面に広がる。
葉は幅の広い線形で、6~8枚の葉が輪のようになって生える(輪生)。
開花時期は5~7月くらいである。
茎先に手鞠状の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径1~2センチの小さな花をたくさんつける。
花の色は淡い紅色で、花冠は5つに裂ける。
花から飛び出す花柱(雌しべの一部で柱頭と子房とをつなぐ部分)が目立つ。
花の後にできる実は小さな球形の分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Phuopsis はギリシャ語の「phu(薬用カノコソウ)+opsis(似た)」からきている。
種小名の stylosa は「花柱のある」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Phuopsis stylosa(syn. Crucianella stylosa)


★重そうにつけた花房少し垂れ
 思わず知らず支えたくなり

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by ryudesuyo | 2014-07-08 16:08 | アカネ科

蔓蟻通し(ツルアリドオシ)

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蔓蟻通し(ツルアリドオシ)はアカネ科ツルアリドオシ属(ミッチェラ属)の多年草である。
ミッチェラ属はアメリカと東アジアに3種が分布する小さな属である。
日本には本種が分布するので、属名の和名をツルアリドオシ属という。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
蔓性で草丈は10~40センチくらいである。
茎は地を這って広がり、節から根を出す。
葉は卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁はやや波打つ。
葉の質は厚く、艶がある。
開花時期は6~7月である。
茎先に2輪ずつ白い花をつける。
花冠は長さ1センチくらいの筒形で、先は普通は4つに裂ける。
花冠の内側には白い毛が密生している。
2輪の花の子房は合着している。
花の後にできる実は赤い球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
実も2個が合着して1個の実になる。
和名の由来は、実が蟻通し(アリドオシ)に似ていることからきている。
属名の Mitchella はアメリカの植物学者「ミッチェル(John Mitchell, 1711-1768)さん」の名からきている。
種小名の undulata は「波状の」という意味である。
写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Mitchella undulata


★二輪ずつ寄り添うように花咲かせ
 仲がいいよね蔓蟻通し

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by ryudesuyo | 2014-06-27 14:49 | アカネ科

八重葎(ヤエムグラ)

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八重葎(ヤエムグラ)はアカネ科ヤエムグラ属の越年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、道端や荒れ地に普通に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンのほか広くユーラシア大陸やアフリカにも分布する。
史前帰化植物の1つと考えられている。
草丈は60~90センチくらいである。
茎の断面は四角形で、下向きの棘が生える。
また、茎には節があり、節ごとに幅の狭い倒卵形の葉を6~8枚くらい輪生させる。
葉の先は棘状に尖り、縁と裏面の脈上には下向きの棘が生える。
開花時期は4~6月である。
茎先や葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1ミリくらいのごく小さな黄緑色の花をつける。
花冠は4つに裂け、4本の雄しべがある。
花の下に丸い玉が2個横にならんでいる。
これは子房で、やがて大きくなって実になる。
実にも鉤状の棘がたくさんあり、動物の毛などにくっついて散布される。
和名の「八重」は輪生する葉の様子を指し、「葎」は雑草のことである。
属名の Galium はギリシャ語で「gala(乳)」から出た言葉である。チーズを作る際に牛乳を凝固させるのに使うことから名づけられた。
種小名の spurium は「雑種の」という意味である。
変種名の echinospermon は「棘の多い種子の」という意味である。
写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Galium spurium var. echinospermon



★雑草はかくあるべしと八重葎
 しつこい棘はこれぞ勲章

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by ryudesuyo | 2014-05-22 09:39 | アカネ科

ホフマニア・ギエスブレッティー

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ホフマニア・ギエスブレッティーはアカネ科ホフマニア属の常緑低木である。
ホフマニア属は中南アメリカに100種くらいが分布する。
本種の原産地はメキシコ南部からグアテマラにかけてである。
樹高は1~2メートルである。
葉は大形の楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉はビロード状で葉脈が目立つ。
葉の表面は濃い緑色、裏面は紅紫色である。
開花時期は冬である。
幹生花で、節の部分に固まって小さな花をつける。
花冠は5つに裂け、花の色は淡い黄白色で赤い斑が入る。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Hoffmannia はロシアの植物学者「ホフマン(Georg Franz Hoffmann, 1760-1826)さん」の名からきている。
種小名の ghiesbreghtii はベルギー人の植物収集家「ギエスブレット(Auguste Boniface Ghiesbreght, 1810-1893)さんの」という意味である。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Hoffmannia ghiesbreghtii


★ビロードの葉っぱがとても素敵だね
 花は何やら変わっているが

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by ryudesuyo | 2014-01-29 16:01 | アカネ科

コッフェア・マウリティアナ

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コッフェア・マウリティアナはアカネ科コーヒーノキ属の常緑低木である。
原産地はモーリシャスのマスカリン諸島である。
1785年にアラビカ種 (Coffea arabica)以外のコーヒーとして最初に発見された。
その後、絶滅したと考えられていたが、1970年代に再発見された。
英名はマスカリンコーヒー(Mascarene coffee)という。
樹高は2~3メートルである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は春である。
葉の脇に香りのよい白い花をつける。
花冠は5つに深く裂ける。
実は黄褐色から紫色に熟す。
カフェイン含有量は低く、苦味が強い。
属名の Coffea はコーヒーのアラビア名である「coffa」からきている。
種小名の mauritiana は「モーリシャス島の」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Coffea mauritiana


★状態はそんなによくはないけれど
 まずは楽しむ出合いのときを

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by ryudesuyo | 2013-08-24 16:35 | アカネ科

大八重梔子(オオヤエクチナシ)

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大八重梔子(オオヤエクチナシ)はアカネ科クチナシ属の常緑低木である。
梔子(クチナシ)の園芸品種である。
中国からヨーロッパに渡って品種改良された。
西洋八重咲き梔子(セイヨウヤエザキクチナシ)とも呼ばれる。
属名からガーデニアの名でも流通している。
樹高は1~3メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6~7月である。
花は大輪で、花径は10センチくらいある。
花の色は白から次第に黄色味を帯びる。
実は結ばない。
属名の Gardenia はスコットランドの博物学者「ガーデン(Alexander Garden, 1730-1791)さん」の名からきている。
種小名の jasminoides は「ジャスミンのような」という意味である。
品種名の Fortuneana はイギリス人の植物学者「フォーチュン(Robert Fortune, 1812-1880)さんに関連した」という意味である。インドや中国の植物を多数収集した。
写真は7月に小石川植物園で取った。
学名:Gardenia jasminoides 'Fortuneana'


★大輪の故に末期は儚いが
 しばしの夢をむさぼるように
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by ryudesuyo | 2013-07-04 13:21 | アカネ科

花八重葎(ハナヤエムグラ)

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花八重葎(ハナヤエムグラ)はアカネ科ハナヤエムグラ属の越年草ないし一年草である。
原産地はヨーロッパ、北アフリカ、西アジアなどである。
日本では1961年に千葉県で帰化が確認されている。
現在は、北海道から四国にかけて分布し、道端や荒地などに生える。
北海道のブルーリストではBランクに指定されている。
草丈は20~60センチくらいである。
茎は地面を這って広がる。
茎の断面は四角形である。
葉は4~7枚が輪のようになって生える(輪生)。
ほんとうの葉は2枚で、他は葉間托葉と呼ばれるものである。
葉の形は、下部では卵形、上部では幅の広い線形である。
開花時期は4~8月くらいである。
葉の間から花序を出し、花径2~3ミリの小さな花を数輪つける。
花冠は4つに裂ける。
花の色は初めは白く、やがて淡い紫色やピンクになる。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
「花」は花が目立つこと、「八重」は折り重なって生える葉の様子を表し、「葎」は雑草の総称である。
属名の Sherardia はイギリスの植物学者「シェラード(William Sherard, 1659-1728)さん」の名からきている。
種小名の arvensis は「原野に生える」という意味である。
写真は5月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Sherardia arvensis


★雑草と言うのは少しかわいそう
 きれいに咲いた花八重葎
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by ryudesuyo | 2013-06-23 13:12 | アカネ科

赤染め葎(アカゾメムグラ)

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赤染め葎(アカゾメムグラ)はアカネ科クルマバソウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパの北部から中央部である。
英名はダイヤーズ・ウッドラフ(dyer's woodruff)という。
英名の「ダイヤーズ」は染物屋、「ウッドラフ」はクルマバソウを意味する。
名前の通り、根が赤色の染色材料とされる。
和名の「葎」は生い茂る雑草のことである。
草丈は20~30センチくらいである。
匍匐性があり、茎は地を這って広がる。
葉は細い披針形(笹の葉のような形)で、2枚が向かい合って生える(対生)。
托葉(葉のつけ根にある付属体)が発達していて、輪生しているように見える。
開花時期は5~6月である。
茎先や葉の脇から集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、花径が1センチに満たない白い小さな花をつける。
花冠は漏斗形で、先が深く3つに裂ける。
花の後にできる実は球形の分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
グランドカバーとされるほかポプリとしても利用される。
属名の Asperula はラテン語の「asper(粗面)」の縮小形である。葉面がざらつくことから名づけられた。
種小名の tinctoria は「染色用の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Asperula tinctoria


★染物に使える花をどうやって
 昔の人は見つけたのかな
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by ryudesuyo | 2013-06-16 12:21 | アカネ科

ワイルドポインセチア

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ワイルドポインセチア(wild poinsettia)はアカネ科ワルセウィッチア属の常緑低木である。
原産地はメキシコや西インド諸島である。
ワイルドポインセチアは英名で、ポインセチアの名がつくが仲間は異なる。
学名のワルセウィッチア・コッキネアで表示するものもある。
和名は猩々虎の尾(ショウジョウトラノオ)という。
「猩々」というのは中国の伝説上の禽獣で、オランウータンの和名でもある。
赤い萼片を「猩々」にたとえ、長い花序を「虎の尾」に見立てたのが名の由来である。
ポインセチアのほうは猩々木(ショウジョウボク)という。
樹高は3~5メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4~5月である。
枝先に弓なりに伸びる長い花序を出し、黄色い目立たない小さな花をたくさんつける。
萼片が花弁状になって濃い紅色をしており、長く残る。
この萼片にはハチドリを誘う役割がある。
デビットオーヤン(David Auyong)という八重咲きの園芸品種もあり、トリニダード・トバゴ共和国の国花となっている。
なお、ポインセチアの名は、アメリカ合衆国の初代メキシコ公使で植物学者であったポインセットさん(J. R. Poinsett, 1779-1851)にちなむ。
属名の Warszewiczia はポーランド人の植物収集家「ワルセウィッツ(J. Warszewicz, 1812-1866)さん」の名からきている。
種小名の coccinea は「赤い」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯ドリームセンターで撮った。
学名:Warszewiczia coccinea


★赤い尾をぐんと伸ばして小鳥たち
 手招きをする不思議な姿
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by ryudesuyo | 2012-11-16 10:57 | アカネ科

イクソラ・デュフィー

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イクソラ・デュフィーはアカネ科サンタンカ属の常緑低木である。
原産地は中国の南部やマレー半島、スマトラ島、カロリン諸島などである。
サンタンカの仲間ではいちばん大きな花をつける。
樹高は1~3メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~10月くらいである。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、濃い紅色をした十字形の花をたくさんつける。
花冠は筒形で先が4つに裂ける。
花序径は10センチくらいある。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Ixora はシバ神に由来する言葉。この花を供えたことからきている。
種小名の duffii は「ダフ(Duff)さんの」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Ixora duffii


★イクソラもいろんな仲間あるんだね
 大きな花が色鮮やかに
☆賑やかに空を見上げて背伸びする
 十字の花束両手にかかえ
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by ryudesuyo | 2011-08-20 08:57 | アカネ科