カテゴリ:カヤツリグサ科( 24 )

姫寒萓(ヒメカンスゲ)

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姫寒萓(ヒメカンスゲ)はカヤツリグサ科スゲ属(カレクス属)の多年草である。
カレクス属は世界におよそ2000種くらいが広く分布する。
日本にも寒萱(カンスゲ)など200を超える種や変種があり、属名の和名をスゲ属という。
本種は北海道の西南部から九州にかけて分布し、やや乾いた林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島の南部にも分布する。
和名の由来は、常緑の萓で小形であることからきている。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は線形で硬く、濃い緑色をしている。
葉は扁平で、艶はない。
開花時期は4月から6月である。
花茎を伸ばして小穂をつける。
茎先につくのは雄小穂で、褐色の棍棒状となる。
脇につく細い小穂が雌小穂で黄褐色である。
花の後にできる実は小堅果である。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の conica は「円錐形の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Carex conica


★目立たぬが見れば風情の溢れ出る
 姫寒菅に頬を緩めて

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by ryudesuyo | 2016-05-12 11:25 | カヤツリグサ科

西の本門寺菅(ニシノホンモンジスゲ)

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西の本門寺菅(ニシノホンモンジスゲ)はカヤツリグサ科スゲ属(カレクス属)の多年草である。
カレクス属は世界におよそ2000種くらいが広く分布する。
日本にも寒萱(カンスゲ)など200を超える種や変種があり、属名の和名をスゲ属という。
本種は日本固有種で、西日本に多い。
本州の東北地方の西部から中国地方にかけてと四国に分布し、山地の林の中や道ばたに生える。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎は直立し、断面は三角形である。
匍匐はせず、大きな株をつくる。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月から7月である。
花穂の色は緑褐色である。
和名の由来は、本門寺菅(ホンモンジスゲ)に似ていて西日本に多く分布することからきている。
本門寺菅(ホンモンジスゲ)の名は、日本人の最初に採集した場所が池上本門寺だったことからきている。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名と変種名の stenostachys は「幅の狭い翼の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Carex stenostachys var. stenostachys


★名を聞いて由来いかにと紐解けど
 やっと漢字にたどり着くまで

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by ryudesuyo | 2015-06-08 14:14 | カヤツリグサ科

弘法芝(コウボウシバ)

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弘法芝(コウボウシバ)はカヤツリグサ科スゲ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
海外では、サハリン、朝鮮半島、台湾、中国から東南アジア、オーストラリア、南アメリカにかけて広く分布する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
地下茎は太くて長く、砂の中を這って広がる。
根際から生える葉は線形で硬く、白っぽい緑色である。
開花時期は4月から7月である。
茎先に茶褐色の雄小穂、葉の脇に緑色の雌小穂をつける。
和名の由来は、弘法麦(コウボウムギ)に似て小形であるところからきている。
弘法麦(コウボウムギ)は雌雄異株である。
「弘法」は弘法大師のことである。
土の中の根を筆にしたといわれ、それを達筆な弘法大師になぞらえたという。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の pumila は「小人のような」という意味である。
写真は6月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Carex pumila


★根は太く砂にもぐって這い進む
 弘法芝は砂浜の草

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by ryudesuyo | 2015-06-01 10:38 | カヤツリグサ科

背高浜萱(セイタカハマスゲ)

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背高浜萱(セイタカハマスゲ)はカヤツリグサ科カヤツリグサ属の多年草である。
カヤツリグサ属は世界に600種くらい分布する大きな属である。
本種はヨーロッパ中南部、地中海沿岸地方、南西アジア、北アフリカなどに分布し、湿地に生える。
日本でも、1984年に東京都江東区の埋立地で野生化しているのが確認されている。
日本にも分布する浜萱(ハマスゲ)に似ているが大形である。
また、根茎ができないのが特徴である。
草丈は20~120センチくらいである。
茎の断面は三角形である。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は夏から秋である。
波状になった数枚の苞の上に細かく枝分かれした花序をつける。
小穂は暗い線形で、暗い赤褐色をしている。
属名の Cyperus はギリシャ語の「Cyperios」にちなむが、意味はわかっていない。
種小名の longus は「長い」という意味である。
写真は6月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Cyperus longus


★浜萱もまだ見ていないがこの草は
 似ているらしい覚えておこう

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by ryudesuyo | 2014-07-18 14:15 | カヤツリグサ科

沼針藺(ヌマハリイ)

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沼針藺(ヌマハリイ)はカヤツリグサ科ハリイ属の多年草である。
ハリイ属は200種から250種くらいが世界に広く分布している。
本種は北海道から九州にかけて分布し、低地や山地の沼沢地に生える。
海外では、ユーラシア大陸の温帯地域に広く分布する。
YListでは標準和名を大沼針藺(オオヌマハリイ)としている。
草丈は30~70センチくらいである。
茎は柔らかく、円柱形である。
葉は茎の下部で葉鞘になっていて目立たない。
地下には細い根茎が横に這う。
開花時期は5~8月である。
小穂は被針形または卵形で黒褐色を帯びる。
花の後にできる実は小堅果である。
属名の Eleocharis はギリシャ語の「eleos(沼)+charis(飾る)」からきている。この属の植物の多くが沼地性であることから名づけられた。
種小名の mamillata は「細かい乳頭状突起のある」という意味である。
変種名の cyclocarpa は「円い実の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Eleocharis mamillata var. cyclocarpa


★地味だけど集まり咲けば沼針藺
 ここにいるよと知らせるごとく

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by ryudesuyo | 2014-07-04 17:47 | カヤツリグサ科

小粒沼針藺(コツブヌマハリイ)

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小粒沼針藺(コツブヌマハリイ)はカヤツリグサ科ハリイ属の多年草である。
ハリイ属は200種から250種くらいが世界に広く分布している。
本種は日本固有種である。
昭和16年に発見されて新種とされた。
本州の宮城県から静岡県にかけてと高知県、熊本県に分布し、池沼や湿地に生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は30~40センチである。
茎は柔らかく、円柱形である。
葉は退化している。
地下には細い根茎が横に這う。
開花時期は5~6月である。
直立した茎先に長さ5ミリくらいの卵形の穂をつける。
属名の Eleocharis はギリシャ語の「eleos(沼)+charis(飾る)」からきている。この属の植物の多くが沼地性であることから名づけられた。
種小名の parvinux は「小さな実の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Eleocharis parvinux


★背の低い沼針藺の花見つけたよ
 小さいけれど負けずに生きろ

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by ryudesuyo | 2014-06-15 12:06 | カヤツリグサ科

大島寒萓(オオシマカンスゲ)

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大島寒萓(オオシマカンスゲ)はカヤツリグサ科スゲ属の常緑多年草である。
伊豆諸島と熱海市の初島に分布し、林の中や草地に生える。
草丈は30~40センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は1~4月である。
雌雄同株である。
頂小穂には雄花、側小穂には雌花がつく。
いずれも長さは3センチくらいで、赤褐色をしている。
花の後にできる実は小堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
かつては筵や草鞋の材料としたり、飼料として利用したという。
花言葉は「物静か」である。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の oshimensis は「(伊豆)大島の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
葉に斑が入るものを斑入り大島寒萓(フイリオオシマカンスゲ:Carex oshimensis f. variegata)として区別するものもあるが、撮影地では特に区別していなかった。
学名:Carex oshimensis


★さりげなくされど緑の恵みもち
 花も咲かせる大島寒萓

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by ryudesuyo | 2014-03-30 11:14 | カヤツリグサ科

髭萱(ヒゲスゲ)

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髭萱(ヒゲスゲ)はカヤツリグサ科スゲ属の常緑多年草である。
本州の関東地方から沖縄にかけてと小笠原諸島に分布し、海岸の岩場や砂地に生える。
海外では、朝鮮半島や台湾にも分布する。
草丈は30~40センチくらいである。
葉は線形で硬く、艶がある。
開花時期は4~6月くらいで、雄性と雌性の小穂をつける。
頂小穂は雄性で、茶褐色をした棒状である。
側小穂は雌性で、太くて短い。
花の後にできる実は小堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
和名の由来は、小穂につく長い芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)を髭に見立てたものである。
別名を磯萱(イソスゲ)という。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の wahuensis は「オアフ島の」という意味である。
変種名の bongardii はロシアで活動したドイツ人の植物学者「ボンガード(August Gustav Heinrich von Bongard, 1786-1839)さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Carex wahuensis var. bongardii(syn. Carex oahuensis var. robusta)


★潮風に負けるものかと根を張って
 はためくように髭菅の花

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by ryudesuyo | 2014-03-29 16:25 | カヤツリグサ科

八丈寒萓(ハチジョウカンスゲ)

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八丈寒萓(ハチジョウカンスゲ)はカヤツリグサ科スゲ属の常緑多年草である。
伊豆諸島の八丈島と御蔵島にのみ分布し、林の中や草地に生える。
環境省のレッドデータブック(2000)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されていた。
環境省のレッドリスト(2007)では指定からはずれた。
草丈は20~40センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
葉の幅は5~10ミリくらいと比較的広く、硬いのが特徴である。
開花時期は1~4月である。
雌雄同株である。
雄花は上のほうについてふくらみがあり、雌花は下のほうにつき細長い。
花の後にできる実は小堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の hachijoensis は「八丈島の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Carex hachijoensis


★限られた土地を根城に生い茂る
 草と知らされ腕組みをして

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by ryudesuyo | 2014-03-18 15:26 | カヤツリグサ科

深山寒萱(ミヤマカンスゲ)

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深山寒萱(ミヤマカンスゲ)はカヤツリグサ科スゲ属の常緑多年草である。
スゲ属は世界に2000種くらいが分布する。
本種は北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
変異も多くて日本固有種という言い方はあまりしないようだが、分布域は日本の領土に限られる。
漢字では「深山寒菅」とも書く。
草丈は20~50センチくらいである。
葉は幅が5~7ミリくらいの線形で柔らかく、縁はわずかにざらつく。
開花時期は3~5月くらいである。
小穂を直立させて上部に雄花をたくさんつける。
雌花は下方に小穂をつける。
花の後にできる実は小堅果である。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の multiflora は「たくさん花が咲く」という意味である。
写真は3月に国立科学博物館附属目黒自然教育園で撮った。
学名:Carex multifolia


★ふさふさと茂る葉っぱの間から
 立てた小穂はちょいと小粋

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by ryudesuyo | 2014-03-11 16:00 | カヤツリグサ科