カテゴリ:イラクサ科( 11 )

南蛮苧(ナンバンカラムシ)

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南蛮苧(ナンバンカラムシ)はイラクサ科カラムシ属の多年草である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、道ばたや荒れ地に生える。
特に沖縄では普通に生える。
中国から渡来して繊維用に栽培されたものが野生化したともいわれる。
在来種の苧(カラムシ)よりも大形である。
海外では、台湾、中国、インドシナ半島、インドネシア、ヒマラヤ、インドなどにも分布する。
草丈は50センチから200センチくらいである。
茎は木質化をする。
茎や葉の柄には長くて白い開出毛(立ち上がるようにつく毛)がたくさん生える。
葉は卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尾状に尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には綿毛がある。
開花時期は8月から9月である。
雌雄同株である。
雌花は茎の上部の葉の脇に赤い穂状となってつく。
雄花は黄白色で、茎の下部の葉の脇につく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Boehmeria はドイツの植物学者「ボーマー(Georg Rudolf Boehmer, 1723-1803)さん」の名からきている。
種小名と変種名の nivea は「雪のように白い」という意味である。
写真は2月に海洋博公園のおもろ植物園で撮った。
「おもろ」は琉球の方言で奄美・沖縄に伝わる古い歌謡を意味する。
学名:Boehmeria nivea var. nivea


★背の低い葉っぱだけしかないけれど
 割り切り写そうこれが糸口

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by ryudesuyo | 2015-02-13 13:59 | イラクサ科 | Trackback | Comments(0)

小赤麻(コアカソ)

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小赤麻(コアカソ)はイラクサ科カラムシ属の落葉低木である。
カラムシ属はアジアと北アメリカに100種くらい分布する多年草ないし落葉低木である。
本種は本州から九州にかけて分布し、山地のやや湿った草地などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、モンゴルにも分布する。
「赤麻」の名は「麻」のように繊維がとれて茎や葉の柄が赤褐色を帯びることからきている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先が尾状に長く尖るのが特徴である。
葉には赤味を帯びる柄があり、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月である。
雌雄同株である。
雌花は茎の上部の葉の脇に穂状となってつく。
雄花は黄白色で、茎の下部の葉の脇につく。
雄花序がつくことは少ない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Boehmeria はドイツの植物学者「ボーマー(Georg Rudolf Boehmer, 1723-1803)さん」の名からきている。
種小名の spicata は「穂状の」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Boehmeria spicata


★おやそうか木だったんだね小赤麻は
 地味な花だが存在示し

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by ryudesuyo | 2014-11-22 13:43 | イラクサ科 | Trackback | Comments(0)

ピレア・モーリス

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ピレア・モーリスはイラクサ科ミズ属(ピレア属)の常緑多年草である。
ピレア属は世界に600種以上が分布する。
日本にも水(ミズ:Pilea hamaoi)が分布するので、属名の和名をミズ属という。
本種の原産地はベトナムである。
日本では園芸品種のムーンバレー(Moon Valley)が観葉植物として愛好されている。
草丈は15~20センチくらいである。
よく枝分かれをして株立ち状になる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の長さは4~6センチくらいである。
葉の色は明るい緑色で、縮緬状の凹凸がある。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は夏で、花の色は淡いピンクである。
属名の Pilea はラテン語の「pileus(フエルト帽)」からきている。花被片の形からつけられた名である。
種小名の mollis は「軟毛のある」という意味である。
写真は2月に北大植物園で撮った。
園芸品種のムーンバレー(Moon Valley)である。
学名:Pilea mollis


★縮緬の模様がとても繊細な
 モーリスの葉は彫刻のよう

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by ryudesuyo | 2014-03-01 15:27 | イラクサ科 | Trackback | Comments(0)

深山刺草(ミヤマイラクサ)

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深山刺草(ミヤマイラクサ)はイラクサ科ムカゴイラクサ属の多年草である。
北海道から九州の北部にかけて分布し、山地の湿った林の中や谷沿い、岩礫地などに生える。
東北地方では「アイコ」と呼ばれ、山菜とされる。
海外では、朝鮮半島、中国、ミャンマーなどにも分布する。
草丈は80~110センチくらいである。
茎には棘があり、細かい毛が生える。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に伸び、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎には披針形(笹の葉のような形)の托葉がある。
開花時期は7~9月くらいである。
雌雄同株である。
雄花は下部の葉の脇に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出してつく。
5本の白い雄しべが目立つ。
雌花は茎先から伸びる穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出してつく。
花の色は緑色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Laportea はフランスの裁判官で昆虫学者の「ラポルト(Francois Louis de Laporte, 1810-1880)さん」の名からきている。
種小名の cuspidata は「急に尖った」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Laportea cuspidata(=Laportea macrostachya)


★棘を持ち拒むがごとき姿だが
 茹でて変身深山刺草
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by ryudesuyo | 2013-07-03 15:17 | イラクサ科 | Trackback | Comments(0)

珠芽刺草(ムカゴイラクサ)

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珠芽刺草(ムカゴイラクサ)はイラクサ科ムカゴイラクサ属の多年草である。
漢字では「零余子刺草」とも書く。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中や林の縁に生える。
草丈は30~70センチくらいである。
茎は緑色で刺がある。
葉は幅広い楕円形で、葉は互い違いに生える(互生)。
葉が向かい合って生える(対生)イラクサ属との区別点である。
葉の縁には刺がある。
葉柄のつけ根に珠芽(むかご)をつける。
これが名の由来でもある。
開花時期は8~9月である。
雌雄同株である。
雄花は葉の脇から出て、緑白色を帯びる。
雌花は茎先から穂を出し、白い刺状の花柱(雌しべ)が目立つ。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Laportea bulbifera

★葉の脇に瘤がたくさんついている
 珠芽刺草棘に覆われ
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by ryudesuyo | 2006-09-14 18:51 | イラクサ科 | Trackback | Comments(0)

赤麻(アカソ)

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赤麻(アカソ)はイラクサ科カラムシ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の縁や道端に生える。
海外では、中国にも分布する。
草丈は60~80センチくらいである。
茎は断面が四角形で直立し、赤味を帯びる。
葉は卵形で先が3つに裂け、縁には深い切れ込みがある。
真ん中の裂片は尾状に長く伸びる。
葉は向かい合って生え(対生)、葉の柄は赤味を帯びる。
開花時期は7~9月である。
雌雄同株である。
雄花序は花茎の下のほうにつき、雌花序は上のほうにつく。
雄花は淡い黄白色で、4枚の花被片と4本の雄しべがある。
雌花は淡い紅色をしている。
縄文時代から糸として用いられ、木綿糸が普及するまで糸づくりが行われていた。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Boehmeria tricuspis

★太古より繊維素材に利用され
 暮らしとつながる赤麻の茎は
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by ryudesuyo | 2006-09-12 18:36 | イラクサ科 | Trackback | Comments(0)

蝦夷刺草(エゾイラクサ)

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蝦夷刺草(エゾイラクサ)はイラクサ科イラクサ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の林の中や沢沿いの湿地に生える。
草丈は50~180センチくらいである。
茎は赤味を帯び、角張っていて、棘状の毛が下向きに生える。
葉は卵形で、2枚ずつ向かい合って生える(対生)。
縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉も棘状の毛で覆われ、触ると痛い。
開花時期は7~9月である。
雌雄異株(ときに同株)である。
花の色は緑色である。
若芽は山菜として食べることができる。
アイヌの人びとは、茎から繊維を取り出して糸をつくり、織物の材料とした。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Urtica platyphylla

★役に立つ草だったんだ刺草は
 薬にもなり糸にもなって
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by ryudesuyo | 2006-09-11 06:19 | イラクサ科 | Trackback | Comments(0)

羅背板草(ラセイタソウ)

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羅背板草(ラセイタソウ)はイラクサ科カラムシ属の多年草である。
北海道の南部から紀伊半島にかけて太平洋岸に分布し、海岸近くの岩場に生える。
草丈は30~70センチくらいである。
幅広い卵形をした葉は大きく、海岸植物特有の厚みをもつ。
また、細かな皺があり、毛が生えていてざらつく。
羅背板(ラセイタ)というのは羅紗(ラシャ)に似た毛織物のことだが、葉の様子を譬えたのが名の由来である。
開花時期は7~9月である。
雌雄同株である。
雄花序は下部の葉のつけ根につき、雌花序は上部の葉のつけ根につく。
花序は他のヤブマオの仲間と比べると短い。
写真は8月に筑波実験植物園で撮った。
学名:Boehmeria biloba

★海岸に生えるとわかる羅背板草
 分厚い葉っぱ皺々にして
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by ryudesuyo | 2006-09-09 06:08 | イラクサ科 | Trackback | Comments(0)

鬼藪苧麻(オニヤブマオ)

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鬼藪苧麻(オニヤブマオ)はイラクサ科カラムシ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、海岸近くの原野や川の土手などに生える。
海外では、中国やインドシナ半島にも分布する。
草丈は70~150センチくらいになる。
茎の下部は木質化する。
葉は卵形で長さが10~15と大きく、向かい合って生える(対生)。
藪苧麻(ヤブマオ)と比べると、葉が大きい、重鋸歯とならない、葉の裏面にビロード状に毛が密生するなどの特徴がある。
開花時期は8~10月である。
雌雄同株である。
雄花序は下部の葉のつけ根につき、雌花序は上部の葉のつけ根につく。
雄花穂は球状、雌花穂は穂状になる。
「苧麻」というのは茎蒸(カラムシ)の古名である。
古代人にとって茎蒸(カラムシ)は大切な植物であった。
茎を蒸して繊維をとったのである。
「藪」は役に立たないという意味をもつ。
役に立たない「苧麻」ということである。
写真は8月に筑波実験植物園で撮った。
学名:Boehmeria holosericea

★勇ましい名前もらって反り返る
 鬼藪苧麻に参った参った
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by ryudesuyo | 2006-09-08 06:12 | イラクサ科 | Trackback | Comments(0)

雌藪苧麻(メヤブマオ)

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雌藪苧麻(メヤブマオ)はイラクサ科カラムシ属の多年草である。
日本各地に分布し、山野の林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布している。
草丈は100~150センチくらいになる。
葉は向かい合って生え(対生)、卵円形で薄く、先は3つに裂けることが多い。
縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、両面に短い毛がたくさん生える。
開花時期は8~10月である。
葉の脇から穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、小さな花をびっしりとつける。
名の由来は、藪苧麻(ヤブマオ)と似ているが全体に弱々しく見えるところからきている。
写真は8月に板橋区の赤塚園で撮った。
学名:Boehmeria platanifolia

★びっしりと花つけ伸びる花の穂も
 どこか寂しき雌藪苧麻かな
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by ryudesuyo | 2006-09-07 06:14 | イラクサ科 | Trackback | Comments(0)