カテゴリ:シナノキ科( 5 )

夏菩提樹(ナツボダイジュ)

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夏菩提樹(ナツボダイジュ)はシナノキ科シナノキ属(ティリア属)の落葉高木である。
分類体系によっては(APGIII)アオイ科とされる。
ティリア属は北半球に30種くらいが分布する。
日本にも科の木(シナノキ)などが分布し、属名の和名をシナノキ属という。
本種の原産地はヨーロッパである。
英名はラージリーフ・リンデン(large-leaf linden)という。
ヨーロッパでは、街路樹や公園木としてよく植えられている。
近縁種にスモールリーフ・リンデン(small-leaf linden)があり、和名を冬菩提樹(フユボダイジュ)という。
また、両者の交雑種のコモン・リンデン(common linden)があり、和名を西洋科の木(セイヨウシナノキ)という。
樹高は15メートルから25メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、香りのよい黄白色の小さな花をたくさんつける。
花被片は5枚、萼片も5枚である。
雄しべはたくさんある。
花の柄には淡い緑色の苞(葉の変形したもの)が1枚つく。
花の後にできる実は直径1センチに満たない小さな球形の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、色はクリーム色である。
秋には黄葉をする。
シューベルトの「菩提樹」で歌われるリンデンバウムは本種のことである。
花言葉は「夫婦愛」である。
属名の Tilia はラテン語の「ptilon(翼)」からきている。花の柄に苞が翼のようについていることから名づけられた。
種小名の platyphyllos は「広い葉の」という意味である。
花の写真は6月に小石川植物園で撮った。
実の写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Tilia platyphyllos


★かの調べ口ずさみ見るリンデンの
 花は仄かに香りを放ち

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by ryudesuyo | 2015-07-08 06:39 | シナノキ科

科の木(シナノキ)

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科の木(シナノキ)はシナノキ科シナノキ属(ティリア属)の落葉高木である。
分類体系によっては(APGIII)アオイ科とされる。
ティリア属は北半球に30種くらいが分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をシナノキ属という。
漢字では「級の木」とも書く。
和名の由来は、結ぶを意味するアイヌの言葉からきており、熊の彫り物などに利用されている。
また、信濃(科野)の語源ともなっている。
北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、中国にも分布する。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
葉は円心形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
近縁種の大葉菩提樹(オオバボダイジュ)と似るが、本種は葉の裏面に毛が生えない。
開花時期は6月から8月くらいである。
葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、黄白色の小さな花をたくさんつける。
花には強い香りがあり、ハチミツのもととなる。
花の後にできる実は球形の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、秋に灰褐色に熟する。
また、葉は秋には黄葉をする。
材は建築材、器具材、家具材などとされる。
花言葉は「夫婦愛」である。
属名の Tilia はギリシャ語の「ptilon(翼)」からきている。花の柄に苞が翼のようについていることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
花の写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
実の写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Tilia japonica


★一面に漂う香りに驚いて
 見上げてみればいま花盛り

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by ryudesuyo | 2015-06-26 07:17 | シナノキ科

大葉菩提樹(オオバボダイジュ)

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大葉菩提樹(オオバボダイジュ)はシナノキ科シナノキ属の落葉高木である。
分類体系によってはアオイ科とされる。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地に生える。
また、街路樹などとされる。
和名の由来は、菩提樹(ボダイジュ)の仲間で葉が大形なことからきている。
樹高は10~20メートルくらいである。
樹皮は灰色がかった赤褐色で平滑であり、後に縦に浅い割れ目ができる。
葉は円心形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
近縁種の科の木(シナノキ)と似るが、本種は葉の裏面に星状毛(放射状に伸びる毛)が生えていて白く見える。
開花時期は6~7月くらいである。
葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い黄色の小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚で、花には強い香りがある。
花の後にできる実は球形の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、秋に灰褐色に熟する。
葉は秋には黄葉をする。
材は合板の原木などとされる。
属名の Tilia はラテン語の「ptilon(翼)」からきている。花の柄に苞が翼のようについていることから名づけられた。
種小名の maximowicziana はロシアの植物学者「マキシモビッチ(Carl Johann Maximowicz, 1827-1891)さんに関連した」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Tilia maximowicziana


★日本にも自生している菩提樹が
 ここにあったと頷きながら

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by ryudesuyo | 2013-09-30 15:37 | シナノキ科

モロヘイヤ

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モロヘイヤ(Molocheiya)はシナノキ科ツナソ属の一年草である。
和名を島綱麻(シマツナソ)といい、台湾綱麻(タイワンツナソ)の別名もある。
近縁種の黄麻(コウマ)とともに繊維のジュート(jute)の原材料となる。
原産地はインドないしエジプトと言われる。
モロヘイヤというのはアラビア名である。
古代エジプトでは野菜として栽培されていたという。
近年では栄養価の高い緑黄色野菜として注目を集めている。
草丈は100~250センチくらいである。
茎は円柱状で直立し、よく枝分かれをする。
葉は長めの楕円形で柄があり、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~10月である。
花径2センチくらいの黄色い5弁花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、細長い円筒形をしている。
ここから長実綱麻(ナガミツナソ)の別名もある。
なお、実には毒性があるので誤食をすると危険である。
食用にするのは若葉の先のほうである。
ただし、成分にシュウ酸含むので尿路結石などの持病のある人は避けたほうがいい。
写真は10月下旬に鎌倉市の大船植物園で撮った。
学名:Corchorus olitorius


★黄色くて花は小さなモロヘイヤ
 クレオパトラも食べたというよ
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by ryudesuyo | 2007-09-15 06:28 | シナノキ科

睡蓮木(スイレンボク)

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睡蓮木(スイレンボク)はシナノキ科グルーイア属の非耐寒性常緑低木である。
原産地は南アフリカのインド洋側である。
樹高は1~3メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は濃い緑色で艶があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~9月である。
桃色または黄色の花を咲かせる。
花弁は5枚だが、5枚の萼片もよく発達していて、10枚の花弁が放射状に開いているように見える。
その形が睡蓮(スイレン)に似ているところから、睡蓮木(スイレンボク)と名づけられた。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Grewia caffra


★睡蓮と見紛う花を樹の上に
 咲かせ神秘のムード豊かに

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by ryudesuyo | 2007-09-14 06:09 | シナノキ科