カテゴリ:タデ科( 21 )

酸い葉(スイバ)

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酸い葉(スイバ)はタデ科ギシギシ属 (ルメクス属)の多年草である。
ルメクス属は北半球を中心に200種くらいが分布する。
日本にも羊蹄(ギシギシ)などが分布し、属名の和名をギシギシ属という。
本種は北海道から九州にかけて分布し、日当たりの良い畦や荒地、原野などに生える。
海外では、ユーラシア大陸などに広く分布する。
草丈は50センチから80センチくらいである。
全体に赤みを帯びる。
根際から生える葉は細長い楕円形である。
葉のつけ根の部分は矢尻状となる。
開花時期は5月から6月である。
茎先に円錐状の花穂をつける。
雌雄異株である。
雄花の色は淡い緑色、雌花の色は紅色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
実は紅色を帯びており、3片の翼状の萼がある。
茎や葉を噛むと酸っぱい味がする。
これはシュウ酸を含むためである。
若い茎葉は食べられるが、多食すると有毒であり、肝臓に障害を起こす場合があるので注意が必要である。
別名をスカンポという。
根茎を乾燥したものを生薬で酸模(さんも)といい、健胃、整腸、抗がん作用などがある。
俳句の季語は春である。
花言葉は「いつも愛して」である。
属名の Rumex はラテン語の「rumex(槍の1種)」からきている。スイバの葉の形をたとえたものである。
種小名の acetosa は「酸っぱい」という意味である。
写真は4月に南足柄市の足柄森林公園丸太の森で撮った。
学名:Rumex acetosa


★スカンポを齧り歩いた野の道を
 ふと思い出す記憶の隅に

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by ryudesuyo | 2016-05-13 15:37 | タデ科 | Trackback | Comments(0)

夏雪葛(ナツユキカズラ)

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夏雪葛(ナツユキカズラ)はタデ科ソバカズラ属の落葉蔓性低木である。
分類の仕方によってはタデ属とするものもある。
原産地は、中国の西部からチベットにかけてである。
日本へは江戸時代に渡来した。
蔓の丈は7~15メートルくらいになる。
葉は心形で、互い違いに生える(互生)。
葉は先が尖り、質は薄い。
開花時期は6~9月くらいである。
枝先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い花が次々と咲く。
花弁はなく、花弁状の萼片が5枚である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
秋には紅葉をする。
和名の由来は、蔓性で夏に雪が積もったように見えるところからきている。
属名の Fallopia はイタリア人の解剖学者で園芸家の「ファロピオ(Gabriello Fallopio, 1523-62)さん」の名からきている。
種小名の baldshuanica は「(トルキスタンの)Baldshuanの」という意味である。
写真は7月に国営昭和記念公園で撮った。
学名:Fallopia baldshuanica(syn. Polygonum aubertii)


★するすると蔓を伸ばして真っ白な
 花を咲かせる夏雪葛

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by ryudesuyo | 2014-07-07 15:50 | タデ科 | Trackback | Comments(0)

蝦夷の羊蹄(エゾノギシギシ)

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蝦夷の羊蹄(エゾノギシギシ)はタデ科ギシギシ属の多年草である。
羊蹄(ギシギシ)は在来種だが、蝦夷の羊蹄(エゾノギシギシ)はヨーロッパ原産の帰化植物である。
かつては北海道に多かったのが、和名の由来である。
明治時代の中期に渡来したものと推定されており、1909年に北海道で帰化が確認された。
今では沖縄を含む全国各地に分布し、空き地や道端などに生える。
環境省によって要注意外来生物に指定されている。
また、北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
草丈は60~130センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、細長い楕円形で30センチくらいの長さがあり大きい。
羊蹄(ギシギシ)よりも葉の幅が広いことから広葉羊蹄(ヒロハギシギシ)の別名もある。
中央脈がかなり赤味を帯びるのも特徴である。
縁は細かく波打つ。
茎につく葉は柄が短く、先が尖る。
開花時期は5~7月である。
花穂は黄褐色で、目立たない花をつける。
羊蹄(ギシギシ)の花は緑色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
9月ころに花穂が茶色になって種子ができる。
属名の Rumex はラテン語の「rumex(槍の1種)」からきている。スイバの葉の形をたとえたものである。
種小名の obtusifolius は「先が鈍形の葉を持った」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
3枚目は9月に北大植物園で撮った。
学名:Rumex obtusifolius


★花の穂を焦げ茶に染めて秋迎え
 蝦夷羊蹄特異な姿

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by ryudesuyo | 2013-07-25 09:29 | タデ科 | Trackback | Comments(0)

羊蹄(ギシギシ)

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羊蹄(ギシギシ)はタデ科ギシギシ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、野原、空き地、湿地などに生える。
海外では朝鮮半島、中国、サハリン、カムチャツカなどにも分布する。
草丈は50~100センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形である。
開花時期は6~7月である。
蕎麦(ソバ)に似た緑色の花を鈴なりにつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
実は緑色から褐色になる。
根は生薬で羊蹄根(ようていこん)といい、皮膚病などに効く。
帰化種に長葉洋蹄(ナガバギシギシ)や荒地洋蹄(アレチギシギシ)がなどがあり、見分けるのはむずかしいという。
俳句では「羊蹄の花」が夏の季語である。
属名の Rumex はラテン語の「rumex(槍の1種)」からきている。スイバの葉の形をたとえたものである。
種小名の japonicus は「日本の」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Rumex japonicus


★羊蹄の花に背筋がもぞもぞと
 酸っぱいのやらほろ苦いやら

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by ryudesuyo | 2013-07-22 15:43 | タデ科 | Trackback | Comments(0)

新水引(シンミズヒキ)

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新水引(シンミズヒキ)はタデ科ミズヒキ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、ベトナムなどにも分布する。
草丈は50~80センチくらいである。
茎は中空である。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
水引(ミズヒキ)とは異なり「ハの字」形の黒班はない。
また、葉の質はやや厚く、葉脈がへこまない。
開花時期は8~10月くらいである。
花穂の節間が狭く、花は密集してつく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Antenoron はギリシャ語の「antenna(触角)」からきている。
種小名の neo-filiforme は「新しい糸状の」という意味である。
写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Antenoron neo-filiforme


★薄闇に姿朧に咲く姿
 どこが違うや新水引は
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by ryudesuyo | 2012-09-18 13:57 | タデ科 | Trackback | Comments(0)

尾上虎杖(オノエイタドリ)

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尾上虎杖(オノエイタドリ)はタデ科イタドリ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の砂礫地に生える。
「尾上」というのは高山性の植物に冠せられる名称で、虎杖(イタドリ)の高山型変種である。
別名を富士虎杖(フジイタドリ)ともいう。
草丈は30~50センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~8月である。
雌雄異株である。
白ないし淡い紅紫色の花をつける。
花には花弁はなく、5枚の萼片からなる。
雄花には8本の雄しべがある。
雌花は子房の上に3本の花柱がある。
雌花の後には、3つの稜がある長いハート形のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)ができる。
属名の Reynoutria はフランスの自然科学者「レノートル(B. von Reynoutre)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の compacta は「小形の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Reynoutria japonica var. compacta


★富士山のずいぶん上に咲くという
 背丈も低い尾上虎杖
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by ryudesuyo | 2012-07-16 13:56 | タデ科 | Trackback | Comments(0)

明月草(メイゲツソウ)

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明月草(メイゲツソウ)タデ科イタドリ属の多年草である。
虎杖(イタドリ)の山地型である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の砂礫地や崩壊地に生える。
富士山では五合目以上の高さの高山荒原帯で多く見られる。
草丈は150~200センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は水平である。
開花時期は7~9月である。
虎杖(イタドリ)の花は白いが、本種の場合は紅色を帯びる。
雌雄異株である。
紅色を帯びた小さな花を穂状にたくさんつける。
雄花は漏斗形で先が5つに裂け、花粉が見える。
雌花は先が5つに裂け、中に3本の花柱(雌しべ)が見える。
雌花の後には、3つの稜がある長いハート形のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)ができる。
和名の由来は、お月見のころに花をつけるところからきている。
属名の Reynoutria はフランスの自然科学者「レノートル(B. von Reynoutre)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
種小名の colorans は「着色する」という意味である。
写真は9月に向島百花園で撮った。
学名:Reynoutria japonica f. colorans


★ほんのりと紅をさし咲く明月草
 月の明かりを待つかのように
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by ryudesuyo | 2011-09-22 11:59 | タデ科 | Trackback | Comments(0)

赤地利蕎麦(シャクチリソバ)

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赤地利蕎麦(シャクチリソバ)はタデ科ソバ属の多年草である。
原産地は北インドから中国にかけた地域である。
日本へは昭和時代の初期に薬用植物として渡来したが、今では各所で野生化している。
最初に植えられたのは小石川植物園である。
別名を宿根蕎麦(シュッコンソバ)ともいう。
これは、日本産の蕎麦(ソバ)と異なり多年草であることからきている。
根茎を赤地利(しゃくちり)といい、解熱、解毒薬とする。
原産地では作物として栽培もされているという。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は三角形でつけ根の部分が横にはり出し、互い違いに生える(互生)。
つけ根の部分には鞘状の托葉がある。
開花時期は、9~11月である。
茎の上部の葉の脇から花柄を出して2つから3つに枝分かれをし、蕎麦(ソバ)に似た白い小花を数個つける。
花びらのように見えるのは5枚の萼片である。
真ん中には8本の雄しべ、3本の花柱(雌しべ)、8個の蜜腺がある。
写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Fagopyrum cymosum



★小さくて星の形にひっそりと
 赤地利蕎麦の花愛らしく

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by ryudesuyo | 2008-10-30 06:15 | タデ科 | Trackback | Comments(0)

赤蕎麦(アカソバ)

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赤蕎麦(アカソバ)はタデ科ソバ属の一年草である。
別名を紅花蕎麦(ベニバナソバ)ともいう。
原産地は中国の雲南省やヒマラヤ地方である。
草丈は50~80センチくらいである。
葉は三角形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は9~10月である。
茎先や葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、赤やピンクの花をつける。
5枚の花弁のように見えるのは萼片である。
食用にもなるが、主として観賞用に利用されている。
日本で品種改良された高嶺ルビー(タカネルビー)に人気があり、各地で植えられている。
咲きはじめは淡い紅色だが、気温が低くなるにつれて色が濃くなる。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Fagopyrum esculentum


★そわそわと期待を込めて近づけば
 これぞまさしく赤蕎麦の花

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by ryudesuyo | 2008-10-29 06:21 | タデ科 | Trackback | Comments(0)

蕎麦(ソバ)

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蕎麦(ソバ)はタデ科ソバ属の一年草である。
原産地は中央アジアから中国東北部とされており、日本でも古くから栽培されている。
普通種、ダッタン種、宿根種の三つに分類される。
一般的に日本で食べているのが普通種、ルチンが多く苦いのがダッタン種、葉の部分を漢方薬として利用するのが宿根種である。
夏蕎麦と秋蕎麦がある。
夏蕎麦は春に種子をまいて晩夏に収穫する。
秋蕎麦は夏に種子をまいて秋に収穫する。
草丈は40~70センチくらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれをする。
茎に毛は生えていない。
葉は三角形ないし心形で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄がある。
開花時期は6~10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径6ミリくらいの白ないしピンクの小さな花をたくさんつける。
花弁のように見えるのは萼片で、普通は5枚である。
雄しべは8本である。
雌しべの花柱は1本で、先が3つに裂ける。
短花柱花(花柱が雄しべより短い花)と長花柱花(花柱が雄しべより長い花)がある。
実は三角錐状で、黒褐色ないし銀灰色に熟する。
俳句では「蕎麦」「蕎麦の花」が秋の季語である。
花の写真は9月に山中湖村で撮った。
実の写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Fagopyrum esculentum


★しなやかに身を揺るがせて戯れて
 花びら開く白き妖精

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by ryudesuyo | 2008-10-28 06:30 | タデ科 | Trackback | Comments(0)