カテゴリ:アブラナ科( 36 )

白馬薺(シロウマナズナ)

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白馬薺(シロウマナズナ)はアブラナ科イヌナズナ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方に分布し、高山の岩場に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は5センチから15センチくらいである。
根際から生える葉は線状の倒披針形で、縁に毛が生える。
近縁種の北岳薺(キタダケナズナ)は全体に毛が生えて白っぽい。
茎につく葉は1枚から3枚である。
開花時期は6月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな4弁花をつける。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
属名の Draba はギリシャ語の「draba(辛い)」からきている。他の植物につけられた名が後に転用された。
種小名の shiroumana は北アルプスの「白馬岳の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Draba shiroumana


★この仲間とても細かく分かれてる
 繊細そうだ高山の花
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by ryudesuyo | 2013-07-10 13:32 | アブラナ科 | Trackback | Comments(0)

春咲き山芥子(ハルザキヤマガラシ)

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春咲き山芥子(ハルザキヤマガラシ)はアブラナ科ヤマガラシ属の越年草である。
原産地はヨーロッパである。
世界の広い地域に雑草として帰化している。
日本では、1960年に群馬県で帰化が確認された。
現在では北海道から九州にかけて各地に分布し、道端や牧草地などに生える。
外来生物法では要注意外来生物に指定されている。
また、日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されている。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
別名を冬芥子(フユガラシ)という。
草丈は20~60センチくらいである。
根際から生える葉は羽状に裂ける。
側裂片は小さいが、頂裂片はほぼ円形で大きい。
茎につく葉には柄がなく、つけ根の部分は耳形で茎を抱く。
開花時期は4~6月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径6~8ミリくらいの小さな黄色い4弁花をまとまってつける。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
属名の Barbarea はキリスト教の女聖者とされる「聖バルバラ(St. Barbara)」の名からきている。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
写真は5月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Barbarea vulgaris


★低地でもしっかり根づく強靭さ
 山芥子でも雑草なんだ
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by ryudesuyo | 2013-06-24 10:43 | アブラナ科 | Trackback | Comments(0)

広葉崑崙草(ヒロハコンロンソウ)

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広葉崑崙草(ヒロハコンロンソウ)はアブラナ科タネツケバナ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、山地の渓流沿いなどの湿地に生える。
「崑崙」の名は、花の白さを崑崙山脈の雪に見立てたとする説が一般的である。
崑崙草(コンロンソウ)に比べて小葉の幅が広いというのが和名の由来である。
別名を蓼の湖崑崙草(タデノウミコンロンソウ)という。
この名は奥日光の蓼の湖で発見されたことからつけられた。
草丈は30センチから60センチくらいである。
全体に毛はほとんど生えていない。
茎は直立して枝分かれをする。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は長い楕円形で、5枚から7枚からなる。
小葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)ずある。
葉には長い柄がある。
葉の柄のつけ根の部分には付属体があり、耳状に茎を抱く。
開花時期は5月から7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い4弁花をつける。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
属名の Cardamine は同属の植物の1種のギリシャ名(kardamon)からきている。
種小名の appendiculata は「附属物のある」という意味である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
学名:Cardamine appendiculata


★降りしきる冷たい雨に遮られ
 葉っぱの様子ぼんやりだけど
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by ryudesuyo | 2013-06-22 08:37 | アブラナ科 | Trackback | Comments(0)

色曲がり花(イロマガリバナ)

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色曲がり花(イロマガリバナ)はアブラナ科マガリバナ属(イベリス属)の常緑多年草である。
園芸的には一年草として扱われる。
学名のイベリス・ウンベラタで表示するものもある。
原産地は南ヨーロッパで、砂礫地や石灰岩地に生える。
日本では花壇から逸出したものが帰化している。
草丈は30~40センチくらいである。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚い。
開花時期は4月から6月くらいである。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、青紫色の小さな花を半球状に集まってつける。
花の色には白、桃色、赤などのものもある。
花弁は4枚で、十字状に開く。
萼片は4枚である。
雄しべは6本あり、4本が長い。
雌しべは1本である。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
英名はグローブ・キャンディタフト(globe candytuft)である。
「キャンディタフト」はイベリスの仲間のことで、砂糖菓子のように盛り上がった形を表している。
属名の Iberis はギリシャ語の「Iberia(イベリア半島)」からきている。この属の植物の多くがスペインやポルトガルを原産地とすることから名づけられた。
種小名の umbellata は「散形花序の」という意味である。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Iberis umbellata


★イベリスに色のつくものあったのか
 来てみてよかった新たな発見
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by ryudesuyo | 2012-06-05 11:23 | アブラナ科 | Trackback | Comments(0)

カリフラワー

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カリフラワー(cauliflower)はアブラナ科アブラナ属の一年草ないし越年草である。
原産地は地中海沿岸地方である。
キャベツ(Cabbage)の変種で、ブロッコリー(Broccoli)の突然変異といわれる。
カリフラワーとして単独栽培をされるようになったのは19世紀のことである。
日本へは明治初年にアメリカから渡来した。
1960年代に急速に普及したが、今はブロッコリーに押されている。
和名は花野菜(ハナヤサイ)である。
花甘藍(ハナカンラン)という別名もある。
甘藍(カンラン)というのはキャベツのことである。
葉は長めの楕円形で、切れ込みはない。
葉の色は淡い緑色から濃い緑色である。
茎が成長してへら形の外葉が大きくなると、茎先に未発達の蕾の集合体ができる。
食用にするのはこの部分である。
蕾を収穫しないでおくと、油菜(アブラナ)に似た黄色い花を咲かせる。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Brassica oleracea var. botrytis


★茂り咲く淡い黄色の花姿
 満更でなく頷き眺め


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by ryudesuyo | 2008-01-18 19:36 | アブラナ科 | Trackback | Comments(0)

アリッサム

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アリッサム(alyssum)はアブラナ科ニワナズナ属(ロブラリア属)の半耐寒性多年草である。
原産地は地中海沿岸地方である。
小さな花が密生して這うので、花壇の縁取りなどによく用いられる。
英名はスイート・アリッサム(sweet alyssum)である。
和名を庭薺(ニワナズナ)という。
本来多年草だが、園芸的には一年草として扱われる。
草丈は10~30センチくらいである。
地を貼ってマット状に広がる。
根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
開花時期は3~5月と9~10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、半球状に小さな花をたくさんつける。
花びらは4枚で、よい香りがする。
花の色は白が一般的だが、桃色や紅紫色などのものもある。
写真は4月に伊豆海洋公園で撮った。
学名:Lobularia maritima


★びっしりと白い小花が地を這って
 アリッサム咲く煌くように

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by ryudesuyo | 2007-05-02 05:57 | アブラナ科 | Trackback | Comments(0)

紫薺(ムラサキナズナ)

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紫薺(ムラサキナズナ)はアブラナ科ムラサキナズナ属(オーブリエタ属)の多年草である。
学名からオーブリエタの名でも流通している。
園芸的には一年草として扱われる。
原産地はイタリア、ギリシャからイランにかけた地域である。
草丈は10~20センチくらいである。
よく枝分かれをしてマット状に広がる。
葉は倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には白い毛が生える。
開花時期は3~5月である。
茎の上部の葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1~2センチの紫色の花をつける。
花弁は4枚、萼片も4枚である。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
写真は3月に川口グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Aubrieta deltoidea


★薺でも紫色の花がある
 故郷問えばギリシャのあたり
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by ryudesuyo | 2007-05-01 06:52 | アブラナ科 | Trackback | Comments(0)

旗竿(ハタザオ)

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旗竿(ハタザオ)はアブラナ科ハタザオ属の越年草である。
北海道から九州にかけて分布し、日当たりのよい土手や草原、海岸の砂地などに生える。
草丈は40~80センチくらいである。
茎はほとんど枝分かれをせず、直立する。
高く伸びる茎に小さく目立たない葉がつく。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉には毛はなく、葉の根元は矢じり形で茎を抱く。
根元から生える葉には星状毛(星のように放射状に生える毛)がある。
開花時期は4~6月である。
茎先に白い小花を総状につける。
実は細長く上を向いてつき、鞘の中に種子が2列に並んでいる。
名の由来は、花の姿を旗竿に見立てたものである。
写真は4月に芦ノ湖野草園で撮った。
学名:Arabis glabra


★合戦の轟き消すか風の音
 旗竿揺れる野を彷徨えば

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by ryudesuyo | 2007-04-30 08:01 | アブラナ科 | Trackback | Comments(0)

フチンシア・アルピナ

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フチンシア・アルピナはアブラナ科フチンシア属の多年草である。
属名の片仮名表記は「ハッチエンシア」や「フッチンシア」とするものもある。
英名はシャモアクレス(chamois cress)である。
「シャモア」はシカやヤギなどのもみ革のことである。
原産地はアルプス山脈やピレネー山脈である。
草丈は10~15センチくらいである。
マット状に葉を茂らせる。
根際から生える葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉の形はへら形である。
開花時期は3~5月である。
横に広がる葉の中から細い花茎を伸ばし、白い小さな花をつける。
花びらは4枚で、十字状に開く。
写真は4月に箱根湿性花園で撮った。
学名:Hutchinsia alpina


★アルプスの澄んだ空気のその中で
 花咲かせるか絨毯となり
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by ryudesuyo | 2007-04-29 04:23 | アブラナ科 | Trackback | Comments(0)

道種漬花(ミチタネツケバナ)

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道種漬花(ミチタネツケバナ)はアブラナ科タネツケバナ属の越年草である。
漢字では「路種漬花」とも書く。
原産地はヨーロッパである。
日本へは昭和時代の末期に渡来した。
現在では各地で野生化し、やや乾燥した道端や草地に生えている。
草丈は5~20センチくらいである。
茎は直立し、無毛である。
茎につく葉は疎らである。
根際から生える葉はロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉は羽状に裂け、花の咲く時期にも残る。
近縁種の種漬花(タネツケバナ)の場合は、開花時期には葉が少なくなる。
また、小葉の形も異なる。
本種の場合は幅の広い楕円形で丸い感じがするが、種漬花(タネツケバナ)のほうは細長い楕円形である。
開花時期は2~5月くらいである。
咲き始めは草丈が5センチくらいしかないが、次第に伸びる。
花は総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)につき、花の色は白い。
花弁は4枚で、長さは2~3ミリのものが十字状に開く。
萼片は4枚で長い楕円形をしており、花弁よりも短い。
雄しべは4本で、6本の種漬花(タネツケバナ)との相違点である。
実は長さ2センチくらいの細長い円柱形で、棒のようになって上向きにつく。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Cardamine hirsuta


★小さくてだけどしっかり咲いている
 命の鼓動伝えるように

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by ryudesuyo | 2007-04-28 09:22 | アブラナ科 | Trackback | Comments(0)