カテゴリ:ナス科( 33 )

ベラドンナ

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ベラドンナはナス科ベラドンナ属(アトロパ属)の多年草である。
アトロパ属はヨーロッパからヒマラヤにかけて4種が分布する。
本種が代表種で和名をベラドンナと言い、属名の和名もベラドンナ属という。
狼茄子(オオカミナスビ)、大走野老(オオハシリドコロ)、西洋走野老(セイヨウハシリドコロ)などの和風の別名がある。
原産地は西ヨーロッパである。
現在では、北アフリカ、西ヨーロッパ、北アメリカなどに帰化している。
また、世界各地で医療用原料として栽培されている。
幻覚、記憶障害、身体障害などをもたらす有毒植物であるが、同時に薬用植物でもある。
根を生薬でベラドンナ根(ベラドンナコン)と言い、鎮痛、鎮痙などの薬効がある。
ベラドンナに含まれるアトロピンは、サリンの解毒薬として有名になった。
草丈は50センチくらいだが、放置すれば数メートルになる。
茎は紫色を帯び、上部には毛がたくさん生える。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇に紫褐色ないし緑色の釣鐘形をした花をつける。
花冠は先が5つに浅く裂ける。
花の後にできる実は直径1センチくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黒紫色に熟する。
猛毒なので口にすると危険である。
花言葉は「沈黙」である。
属名の Atropa はギリシャ神話に登場する女神「アトロポス(Atropos)」の名からきている。
種小名の belladonna は「美しい女性」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Atropa belladonna


★妖しげな紫の花美しく
 狼茄子手招くように

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by ryudesuyo | 2015-06-03 08:12 | ナス科

アメリカ大茄子(アメリカオオナス)

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アメリカ大茄子(アメリカオオナス)はナス科ナス属(ソラヌム属)の一年草である。
ソラヌム属は世界に1500種以上が分布する。
代表種は茄子(ナス)で、属名の和名もナス属という。
茄子(ナス)の原産地はインドである。
アメリカ大茄子(アメリカオオナス)はその変種で、アメリカから導入されたことから名づけられた。
英名はエッグプラント(egg plant)である。
別名を米茄子(ベイナス)や白茄子(シロナス)という。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎の色は緑色である。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から10月くらいである。
葉の脇に紫色をした浅い皿形の花をつける。
花冠は5つに深く裂ける。
雄しべは5本で、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は黄色である。
花の後にできる実は長さ15センチくらいの長形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、白から黄色に熟する。
萼片が大きく、緑色をしているのが特徴である。
品種によっては紫色に熟すものもあるが、これも萼片は緑色である。
いずれも食用とされる。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の melongena は「ウリのなる」という意味である。
変種名の esculentum は「食用になる」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Solanum melongena var. esculentum


★実の色が白から黄色へ変わるという
 食べてみたいな味はどうかな
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by ryudesuyo | 2014-10-04 11:54 | ナス科

平茄子(ヒラナス)

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平茄子(ヒラナス)はナス科ナス属の一年草である。
原産地はアフリカないしブラジルである。
日本へは明治時代に渡来し、小石川植物園で栽培された。
現在は茄子(ナス)の接木用台木として用いられ、逸出したものが本州で野生化している。
環境省の移入種(外来種)リストにも掲載されている。
別名を飾り茄子(カザリナス)という。
草丈は50センチから100センチくらいである。
全体に棘や毛が多い。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から10月くらいである。
葉の脇に花径15ミリくらいの淡い紫色や白の花をつける。
花冠は浅い皿形で5つに深く裂ける。
雄しべは5本で、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は黄色である。
花の後にできる実は扁球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと赤くなる。
実は直径3センチから5センチくらいで、形は茄子(ナス)よりもトマトに似ている。
弱い毒を含んでいて食用にはならない。
観賞用として植えられるほか、生け花の花材として栽培もされる。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の integrifolium は「全縁葉の」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Solanum integrifolium


★艶やかな赤い実きらきら平茄子の
 色づきどこか毒々しくて

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by ryudesuyo | 2014-10-03 15:48 | ナス科

甲子園(コウシエン)

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茄子(ナス)はナス科ナス属の多年草である。
原産地はインドである。
日本へは奈良時代に中国経由で渡来した。
温帯では一年生作物として栽培される。
和名の由来には諸説があるが、夏にとれる野菜「夏の実」から「なすび」になったとする説が有力という。
甲子園(コウシエン)はその園芸品種で、観賞用として栽培される。
特徴は果実が球形で、色が白から橙色へと変わることである。
この果実の様子を野球のボールに見立てて名づけられた。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎はよく枝分かれをして、小低木状となる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から10月である。
葉の脇に淡い紫色の花を下向きにつける。
花の後にできる実は真果(子房と種子だけでできている果実)と呼ばれる。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の melongena は「ウリのなる」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Solanum melongena 'Koshien'


★実の色と合わせるように茄子の花
 咲いて夏陽に俯くように

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by ryudesuyo | 2014-09-16 14:52 | ナス科

八重朝鮮朝顔(ヤエチョウセンアサガオ)

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朝鮮朝顔(チョウセンアサガオ)はナス科チョウセンアサガオ属の多年草である。
原産地はインドである。
日本へは江戸時代に中国経由で伝わった。
和名の「朝鮮」は広く異国を意味する。
八重朝鮮朝顔(ヤエチョウセンアサガオ)はその園芸品種である。
草丈は80センチから100センチくらいである。
茎はよく枝分かれをする。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
時として向かい合って生える(対生)こともある。
葉の先は尖り、縁は波打つ。
開花時期は8月から9月である。
葉の脇に朝顔(アサガオ)に似た漏斗状の花を下向きにつける。
花の色は紫色や黄色である。
花冠の長さは10センチから15センチくらいあり、筒部が長くて先が浅く5つに裂ける。
「八重」の名がつくが、花は2段咲き、3段咲きである。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、短い棘がたくさん生える。
熟すと割れて灰色の種子を飛ばす。
全草に有毒物質のアルカイドを含む。
属名の Datura はこの植物のアラビア名「tatorah」ないしヒンズー名「dhatura」からきている。
種小名の metel はアラビア語の「mathel(麻薬性を表す言葉)」からきている。
園芸品種名の Fastuosa は「非常に美しい」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Datura metel 'Fastuosa'(syn. Datura metel 'Floreplena')


★定まった位置になかなかつけないが
 おどろおどろのめずらしい花

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by ryudesuyo | 2014-08-09 12:37 | ナス科

酸漿(ホオズキ)

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酸漿(ホオズキ)はナス科ホオズキ属の多年草である。
漢字では「鬼灯」とも書く。
原産地は中国の南部などである。
日本へは古い時代に栽培用として渡来した。
草丈は30~80センチである。
葉は広卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には少数の大きなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
葉の脇に花径1~2センチの白い花を下向きにつける。
花冠は5つに裂け、ナス科の仲間のピーマンや唐辛子の花とよく似ている。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
萼が著しく大きくなって袋状に実を包む。
根は生薬名を酸漿(さんしょう)といい、鎮咳・利尿薬として利用される。
俳句では「酸漿」が秋の季語、「酸漿の花」は夏の季語である。
属名の Physalis はギリシャ語の「physa(気泡)」からきている。膨らんだ萼の様子から名づけられた。
種小名の alkekengi はホオズキのアラビア語からきている。
変種名の franchetii は日本の植物を研究したフランス人の植物分類学者「フランシェ(A. R. Franchet, 1834-1900)さんの」という意味である。
写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
花の写真は6月に都立木場公園で撮った。
学名:Physalis alkekengi var. franchetii


★過ぎし日は夢にありせば檻の中
 思い閉ざして落日燃ゆる
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by ryudesuyo | 2012-10-29 08:50 | ナス科

長葉枸杞(ナガバクコ)

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長葉枸杞(ナガバクコ)はナス科クコ属の落葉低木である。
原産地は中国の西北部で、寧夏地区を中心に栽培されている。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は8月から10月である。
淡い紫色の花をつける。
花冠は鐘形で、先は5つに裂ける。
花の後にできる実は楕円形の液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、赤く熟する。
枸杞(クコ)と同様に、果実、根皮、葉は、それぞれ生薬の枸杞子(くこし)、地骨皮(じこっぴ)、枸杞葉(くこよう)とされる。
特に枸杞子(くこし)は本種のものが高級とされる。
属名の Lycium は中央アジアに生えていた「lycion(潅木名)」からきている。棘が多いという共通点があって転用された。
種小名の barbarum は「異国の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Lycium barbarum


★枸杞にさえ別の種類があるのかと
 驚きながら違いを探し
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by ryudesuyo | 2012-09-14 14:26 | ナス科

銀盃草(ギンパイソウ)

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銀盃草(ギンパイソウ)はナス科アマモドキ属(ニーレンベルギア属)の多年草である。
漢字では「銀杯草」とも書く。
原産地はアルゼンチン、チリである。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
草丈は5~10センチくらいである。
茎は地を這って広がる。
葉はへら形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~8月である。
花径3~4センチの乳白色の花を上向きにつける。。
花冠は筒状で、先が5つに裂けて広がり、盃のような形になる。
花冠には皺が寄っている。
花の真ん中は黄色い。
雄しべは4本、仮雄しべが1本ある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Nierembergia はスペインの植物学者「ニーレンベルク(J. E. Nieremberg)さん」の名からきている。
種小名の repens は「匍匐する」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Nierembergia repens


★銀杯に受ける滴は銀の雨
 しばし宿りて地を潤わせ
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by ryudesuyo | 2012-07-19 15:31 | ナス科

ブルグマンシア・ベルシコロル

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ブルグマンシア・ベルシコロルはナス科キダチチョウセンアサガオ属の蔓性常緑低木である。
種小名の読み方は「ウェルシコロル」や「ヴェルシコロル」とするものもある。
原産地は南アメリカのエクアドルである。
英名はエンゼルストランペット(angel's trumpet)である。
これは、キダチチョウセンアサガオ属の総称である。
樹高は4~5メートルくらいである。
葉は大きな楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は10~11月くらいである。
暖地では周年開花をする。
葉の脇から大形のラッパ状の花を垂れ下げる。
花の長さは30センチから60センチくらいある。
花の色は白から淡いオレンジ色に変わる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
種子や葉には猛毒のアルカロイドが含まれる。
属名の Brugmansia はドイツの博物学者「ブルグマン(S. J. Brugmans)さん」の名からきている。
種小名の versicolor は「種々の色のある」という意味である。
写真は2月に新宿御苑の温室で撮った。
学名:Brugmansia versicolor


★この花のどこが天使と思いつつ
 不気味な様をじっと見上げて
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by ryudesuyo | 2011-09-18 10:36 | ナス科

瑠璃色蔓茄子(ルリイロツルナス)

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瑠璃色蔓茄子(ルリイロツルナス)はナス科ナス属の常緑蔓性低木である。
原産地は西インド諸島である。
現在では熱帯地域で広く植栽され、逸出したものが熱帯雨林の林の縁などで野生化している。
日本では沖縄に帰化している。
別名を房成蔓茄子(フサナリツルナスビ)ともいう。
学名のソラヌム・シーフォーシアヌムで表示するものもある。
樹高は3~4メートルくらいになる。
他の樹木などに絡みついて伸びる。
全体に毛や棘は生えていない。
葉は卵形で羽状に裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~8月である。
暖地では周年開花をする。
葉の脇から集散花序を(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径2~3センチの青紫色の花をたくさんつける。
花径は3センチくらいである。
花冠は鐘状で先が星形に5つに裂ける。
雄しべは5本である。
黄色い葯(雄しべの花粉を入れる袋)が目立つ。
花の後にできる実は直径5~10ミリくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、真っ赤に熟する。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の seaforthianum は収集した「シーフォース(L. Seaforth)さんの」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Solanum seaforthianum


★熱帯のジャングルの中這い登り
 咲かせる花は瑠璃の輝き
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by ryudesuyo | 2011-09-17 13:36 | ナス科