カテゴリ:ミカン科( 44 )

日向夏(ヒュウガナツ)

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日向夏(ヒュウガナツ)はミカン科ミカン属(キトルス属)の常緑低木である。
キトルス属は分類法によるが160種くらいが東アジアからインドにかけて分布する。
本種の原産地は日本である。
原産地は九州の宮崎県で、1820年(文政年間)に発見された。
果実の特徴から柚子(ユズ)の突然変異か、柚子(ユズ)に関連のある雑種と考えられている。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月である。
花は白い5弁花で、よい香りがする。
結実時期は5月から6月である。
花の後にできる実は直径8センチくらいの柑果(多心皮性の液果)である。
果肉のまわりの白い部分が美味しいというのが特徴である。
宮崎県の特産品であるが他県でも栽培されている。
静岡県産のものはニューサマーオレンジと呼ばれる。
高知県産のものは土佐小夏(トサコナツ)と呼ばれる。
そのほか、熊本県や愛媛県などでも栽培されている。
属名の Citrus はギリシャ語の「kitron(箱)」に由来するラテン語で、レモンに対する古い呼び名である。
種小名の tamurana は命名者である「田村利親(たむら・としちか, 1856-1934)さんの」という意味である。
花の写真は5月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
実の写真は2月に新宿御苑で撮った。
学名:Citrus tamurana


★柑橘の香り豊かな日向夏
 趣変えた味が好まれ

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by ryudesuyo | 2016-05-15 10:04 | ミカン科

フィロテカ・ブクシフォリア

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フィロテカ・ブクシフォリアはミカン科フィロテカ属の常緑小低木である。
フィロテカ属はオーストラリアに45種くらいが分布する。
本種の原産地もオーストラリアで、南東部のニューサウスウェールズ州を中心に分布する。
異名をエリオステモン・ブクシフォリア(Eriostemon buxifolia)という。
樹高は30センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は1月から3月である。
葉の脇に花径2センチくらいの白ないし淡いピンクの5弁花をつける。
属名の Philotheca はギリシャ語の「philos(好む)+theke(箱)」からきている。
種小名の buxifolia は「ツゲ属(Buxus)のような葉の」のという意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Philotheca buxifolia(syn. Eriostemon buxifolia)


★いくつもの種類があるねフィロテカ
 不思議がいっぱいオーストラリア

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by ryudesuyo | 2016-01-25 09:36 | ミカン科

フィロテカ・ディフォルミス

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フィロテカ・ディフォルミスはミカン科フィロテカ属の常緑低木である。
フィロテカ属はオーストラリアに45種くらいが分布する。
本種の原産地もオーストラリアで、東部に分布する。
異名をエリオステモン・ディフォルミス(Eriostemon difformis)という。
樹高は50センチから200センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は3月から4月である。
葉の脇に花径2センチくらいの白い5弁花をつける。
花の真ん中にある雄しべがオレンジ色で、白い花との対比が美しい。
属名の Philotheca はギリシャ語の「philos(好む)+theke(箱)」からきている。
種小名の difformis は「変わった形をした」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Philotheca difformis(syn. Eriostemon difformis)


★彼の地しか存在しないフィロテカ
 驚くばかり地球の不思議

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by ryudesuyo | 2016-01-23 13:33 | ミカン科

大葉月橘(オオバゲッキツ)

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大葉月橘(オオバゲッキツ)はミカン科ゲッキツ属(ムラヤ属)の常緑低木である。
ムラヤ属はアジアや南太平洋、オーストラリアなどに12種くらいが分布する。
日本でも奄美大島以南に月橘(ゲッキツ)が分布し、属名の和名はゲッキツ属という。
本種の原産地はインドやスリランカである。
別名をカレーの木(カレーノキ)という。
葉はカレーリーフ(curry leaf)といい、東南アジアの各地で調味料や香料として商品栽培されている。
樹高は3メートルから5メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の数は11枚から21枚である。
小葉の形は変化に富み、円形から披針形(笹の葉のような形)まである。
葉の縁に細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から10月くらいである。
枝先や葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、小さな白い5弁花をつける。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黒く熟する。
実は有毒なので注意が必要である。
属名の Murraya はスェーデンの植物学者「マレー(Johan Andreas Murray, 1740-1791)さん」の名からきている。
種小名の koenigii はドイツ人の植物学者「ケーニヒ(Johann Gerhard Koenig, 1728-1785)さんの」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
2枚目は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
3枚目は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Murraya koenigii


★めずらしいカレーリーフに鼻寄せて
 確かめてみる異国の香り

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by ryudesuyo | 2015-06-15 16:21 | ミカン科

黄膚(キハダ)

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黄膚(キハダ)はミカン科キハダ属の落葉高木である。
キハダ属は東アジアに10種くらいが分布する。
本種は北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、アムール地方、サハリン、朝鮮半島、中国などにも分布する。
樹高は10~20メートルくらいである。
樹皮はコルク質で、外樹皮は灰色、内樹皮は鮮やかな黄色である。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
小葉は長い楕円形で先は尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
雌雄異株である。
開花時期は5~7月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄緑色の小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は球形の柑果(多心皮性の液果)で、緑色から黒く熟する。
内皮を乾燥したものを生薬で黄檗(おうはく)といい、健胃整腸剤とされる。
また、染料の材料ともされる。
属名の Phellodendron はギリシャ語の「phellos(コルク)+dendron(樹木)」からきている。材に厚い樹皮がつくことから名づけられた。
種小名の amurense は「アムール地方の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Phellodendron amurense



★常日頃お世話になるはこの木かと
 樹皮の手触りそっと確かめ

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by ryudesuyo | 2014-06-23 13:12 | ミカン科

ボロニア・ピンナタ

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ボロニア・ピンナタはミカン科ボロニア属の常緑低木である。
ボロニア属はオーストラリアに90種から100種くらいが分布する。
本種の原産地もオーストラリアである。
種小名の読み方は「ピナータ」とする場合もある。
樹高は1~2メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は細い披針形(笹の葉のような形)である。
葉にはミカン科特有の香りがある。
開花時期は3~6月くらいである。
葉の脇に花径2センチくらいの星形をしたピンクの4弁花をたくさんつける。
花の色は白いものもある。
属名の Boronia はイタリア人の植物採集家「ボローネ(Francesco Borone, 1769-1794)さん」の名からきている。
種小名の pinnata は「羽状の」という意味である。
写真は2月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Boronia pinnata


★めずらしい花が次々咲き出して
 びっくりするよオーストラリア園

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by ryudesuyo | 2014-04-22 08:52 | ミカン科

深山樒(ミヤマシキミ)

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深山樒(ミヤマシキミ)はミカン科ミヤマシキミ属の常緑低木である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、台湾にも分布する。
樹高は100センチから150センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で、艶がある。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
雌雄異株である。
開花時期は3月から5月くらいである。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、花径1センチくらいの白い小さな花をたくさんつける。
花弁は4枚で、よい香りがする。
花の後にできる実は球状の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、冬に赤く熟する。
全体にアルカロイドを含み、有毒である。
和名の由来は、葉が樒(シキミ:Illicium anisatum)似て林の中に生えることからきている。
花言葉は「寛大」である。
属名の Skimmia は日本語の「シキミ」からきている。
種小名と変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Skimmia japonica var. japonica


★ぽつぽつと固い蕾の中に咲く
 白い花びら春を知らせて

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by ryudesuyo | 2014-03-20 12:20 | ミカン科

華北山椒(カホクザンショウ)

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華北山椒(カホクザンショウ)はミカン科サンショウ属の落葉小高木である。
原産地は中国である。
山地に生えるほか栽培もされる。
果皮を花椒(ホアジャオ)と呼び、香辛料として用いる。
特に四川料理で多用され、麻婆豆腐などで欠かせない味となっている。
ただし、日本の山椒はさまざまな部位を利用するが、こちらは果皮のみしか使わない。
樹高は3~7メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
雌雄異株である。
開花時期は4~5月である。
花の色は黄緑色で、あまり目立たない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、円形で熟すと赤くなる。
種子は黒い。
果皮は生薬で蜀椒(しょくしょう)といい、健胃薬、鎮痛剤などとされる。
属名の Zanthoxylum はギリシャ語の「Zantho(黄色い)+xilon(木質)」からきている。この属の植物が黄色染料として使われることから名づけられた。
種小名の bungeanum はドイツ人の植物学者「ブンゲ(Alexander Bunge, 1803-1890)さんに関連した」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Zanthoxylum bungeanum


★山椒と比べてみるがその違い
 霧に霞むやいつか極めん

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by ryudesuyo | 2013-09-20 16:35 | ミカン科

獅子柚子(シシユズ)

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獅子柚子(シシユズ)はミカン科ミカン属の常緑低木である。
原産地は中国と考えられている。
日本へは奈良時代に渡来した。
別名を鬼柚子(オニユズ)という。
「柚子」の名はつくが、大形で文旦(ブンタン)に近い仲間である。
関東地方から九州にかけて植栽されているが、食用ではなく観賞用として栽培され、正月の飾り物などに用いられる。
樹高は2~4メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚くて艶があり、先は尖る。
開花時期は5月である。
白い大形の5弁花をつける。
花はよい香りがする。
結実時期は10~1月くらいである。
果実は直径が15~20センチくらいあり、重さも1キロくらいになる。
果皮が分厚く、でこぼこしている。
果肉は酸味が強く、生食には向かない。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の pseudogulgul は「グルグル(ヒマラヤ原産の大きいレモン)に似た」という意味である。
写真は11月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Citrus pseudogulgul(=Citrus junos 'Sisi')


★柚子の名はついているけどでこぼこし
 獅子舞の顔見ているみたい
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by ryudesuyo | 2012-11-05 09:40 | ミカン科

豆金柑(マメキンカン)

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豆金柑(マメキンカン)はミカン科キンカン属の常緑低木である。
原産地は中国で、中国南東部や香港、台湾に分布している。
金豆(キンズ)や姫金柑(ヒメキンカン)などの別名がある。
樹高は1~3メートルくらいである。
枝は細くて鋭い棘がある。
葉は楕円形ないし披針形で小さく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~7月である。
小さな白い花を咲かせる。
果実は直径1センチほどの球形で、橙色に熟する。
果実の中には大きな種子が入っていて、果肉はほとんどない。
食用には向かず、もっぱら観賞用とされる。
俳句では、「金柑」が秋の季語である。
写真は3月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Fortunella hindsii


★秋の陽を浴びて黄金に輝いて
 たわわに実る豆金柑は

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by ryudesuyo | 2010-02-11 16:52 | ミカン科