カテゴリ:フウロソウ科( 13 )

ピレネー風露(ピレネーフウロ)

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ピレネー風露(ピレネーフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属(ゲラニウム属)の多年草である。
フウロソウ属はユーラシア大陸や北アメリカ大陸などに450種くらいが分布する。
外国産のものや園芸品種などはゲラニウムの名称で呼ばれる。
ゼラニウムとする場合もあるが、この名称はテンジクアオイ属(Pelargonium)にも用いられるのでちょっと紛らわしいことになる。
本種の原産地はヨーロッパである。
地中海沿岸地方の山地に生える。
また、いくつかの園芸品種がある。
学名のゲラニウム・ピレナイクムで表示するものもある。
日本では園芸栽培をされるほか、逸出したものが北海道で野生化していることが確認されている。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は20~70センチくらいである。
葉は円心形で手のひら状に7つから9つに切れ込み、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~9月くらいである。
花径1~2センチの紅紫色をした小さな5弁花をたくさんつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」からきている。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の pyrenaicum は「ピレネー山脈の」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
園芸品種のビルウォーリス(Bill Wallis)である。
学名:Geranium pyrenaicum


★野生化をしている風露があるんだね
 気候がきっと合っているんだ

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by ryudesuyo | 2014-07-13 13:10 | フウロソウ科

ナツメッグゼラニウム

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ナツメッグゼラニウム(nutmeg geranium)はフウロソウ科テンジクアオイ属の多年草である。
園芸植物で、ペニーロイヤルゼラニウム(Pelargonium exstipulatum)とアップルゼラニウム(Pelargonium x odoratissimum)の交雑種である。
特徴は茎や葉にナツメッグの香りがすることである。
ナツメッグというのはモルッカ諸島原産の甘美なスパイスのことで、ひき肉料理などに用いられる。
草丈は30~50センチくらいである。
葉は円心形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、少し切れ込む。
開花時期は4~9月である。
花は白い5弁花で、上部の2枚の花弁に淡い紅紫色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pelargonium はギリシャ語の「pelargos(コウノトリ)」からきている。実の形がコウノトリのくちばしに似ることから名づけられた。
種小名の fragrans は「芳しい香りのする」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Pelargonium x fragrans


★どれどれと鼻寄せ香り楽しんで
 植えてみたいなこのゼラニウム
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by ryudesuyo | 2011-07-24 12:56 | フウロソウ科

ブルボンゼラニウム

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ブルボンゼラニウムはフウロソウ科テンジクアオイ属の多年草である。
和名を匂天竺葵(ニオイテンジクアオイ)という原種の原産地は南アフリカのケープ地方である。
エッセンシャルオイルの原料となる。
そのため、原産地をはじめエジプト、レユニオン島、アルジェリア、モロッコ、フランスなど各地で品種改良が行われ栽培されている。
本種はフランスで改良されたバラの香りがするハーブである。
草丈は20~80センチくらいである。
葉は心臓形で、3つに深く裂け、裂片の先が更に3つに裂ける。
開花時期は3~7月である。
花の色は淡い紅紫色である。
花びらは5枚である。
上部の2枚の花びらには濃い紅紫色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pelargonium はギリシャ語の「pelargos(コウノトリ)」からきている。実の形がコウノトリのくちばしに似ることから名づけられた。
種小名の graveolens は「強い臭いのある」という意味である。
品種名の Bourbon は近世フランスの王朝名からきている。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Pelargonium graveolens 'Bourbon'


★小さくて可愛い花が目ひくよ
 香りはどうと顔近づけて
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by ryudesuyo | 2011-07-23 11:16 | フウロソウ科

パインゼラニウム

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パインゼラニウム(pine geranium)はフウロソウ科テンジクアオイ属の多年草である。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
草丈は80~100センチくらいである。
葉は三角形で、手のひら状の切れ込みがある。
濃い茶色の葉脈が目立つ。
開花時期は周年である。
花の色は淡いピンクで、濃い紅色の斑が入る。
葉にはパイナップルに似た香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pelargonium はギリシャ語の「pelargos(コウノトリ)」からきている。実の形がコウノトリのくちばしに似ることから名づけられた。
種小名の denticulatum は「細かい鋸歯のある」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Pelargonium denticulatum


★いろいろな香りがあるねゼラニウム
 花はいずれも似ているけれど
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by ryudesuyo | 2011-07-22 09:37 | フウロソウ科

ペラルゴニウム・アウストラレ

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ペラルゴニウム・アウストラレはフウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属)の多年草である。
原産地はオーストラリアの南東部で、亜高山の岩礫地などに生える。
草丈は30~50センチくらいである。
葉は心形で、互い違いに生える(互生)。
葉には毛が生えており、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
自生地での開花時期は10~3月くらいである。
日本での開花時期は3~7月くらいである。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径15ミリくらいの淡い紅色をした花をつける。
花弁は5枚で、上の2枚と下の3枚の大きさや形が違う。
また、上の2枚には暗い紅色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pelargonium はギリシャ語の「pelargos(コウノトリ)」からきている。実の形がコウノトリのくちばしに似ることから名づけられた。
種小名の australe は「南半球の」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Pelargonium australe


★この花がタスマニアに咲くその姿
 いかばかりかと思いを馳せて
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by ryudesuyo | 2011-07-21 11:13 | フウロソウ科

エロディウム・バリアビレ

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エロディウム・バリアビレはフウロソウ科オランダフウロ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方である。
園芸品種で、レイカルディ種(Erodium reichardii)とコルシクム種(Erodium corsicum)との種間交雑種と言われる。
姫風露(ヒメフウロ)の名でも流通しているが、日本には同名の自生種があるので紛らわしい。
草丈は5~10センチくらいである。
茎は地を這って広がる。
葉は円心形で浅く裂ける。
開花時期は6~9月である。
花径は2センチくらいで、花の色はピンクや紅色のものがある。
花びらには紅色の筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Erodium はギリシャ語の「erodios(アオサギ)」からきている。長いくちばしのような果実の形から名づけられた。
種小名の variabile は「変化に富む」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Erodium x variabile


★縦じまがとても可愛いエロディウム
 地面を這ってぐんぐん伸びる
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by ryudesuyo | 2011-07-20 06:47 | フウロソウ科

姫曙風露(ヒメアケボノフウロ)

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曙風露(アケボノフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパからコーカサスにかけた一帯である。
姫曙風露(ヒメアケボノフウロ)はその矮性種である。
草丈は10センチから20センチくらいである。
地面を這うようにして茎を伸ばす。
葉は腎臓形で、つけ根の部分まで深く5つに裂ける。
開花時期は5月から7月くらいである。
花の色は紅紫色である。
花弁は5枚で濃い色の筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の sanguineum は「血のように赤い」という意味である。
品種名の nanum は「小さい」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Geranium sanguineum f. nanum


★ひっそりと這うようにして茎伸ばし
 紅色の花一面埋めて
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by ryudesuyo | 2011-07-19 13:06 | フウロソウ科

立風露(タチフウロ)

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立風露(タチフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
本州の東北地方、関東地方、中部地方と四国、九州に分布し、山地の草地などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリア東部にも分布する。
和名の由来は、茎が長く立ち上がった姿の風露草(フウロソウ)というところからきている。
草丈は50~80センチくらいである。
茎や葉の柄、花の柄には下向きの毛が生える。
葉は手のひら形で、深く5つに裂ける。
開花時期は7~9月くらいである。
花の色は淡い紅色で、濃い紅色の筋が入る。
花径は25~30ミリくらいである。
花びらは5枚である。
萼は5つに裂ける。
花の真ん中に花柱(雌しべ)があり、先は5つに裂ける。
雄しべは10本である。
基部(花の根元)には白い毛が密生する。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の krameri は日本の植物を採集した「クラマーさんの」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Geranium krameri


★すっきりと背筋伸ばした立ち姿
 色鮮やかに立風露咲く
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by ryudesuyo | 2011-07-18 12:57 | フウロソウ科

伊予風露(イヨフウロ)

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伊予風露(イヨフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
本州の東海地方から九州にかけて分布し、山地の草地に生える。
和名の由来は伊予の国(愛媛県)で多く見られることからきており、四国風露(シコクフウロ)の別名もある。
草丈は30~70センチくらいである。
茎、花の柄、葉脈の上に毛が生えている。
葉は手のひら状に深く5つに裂け、両面とも毛がある。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~9月である。
花の色は紅紫色で、色の濃いものと薄いものがある。
花径は3センチくらいで、花弁は5枚である。
花弁のつけ根のほうに白い毛が生える。
雄しべは5本で、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は対になる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の shikokianum は「四国の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Geranium shikokianum


★爽やかな風に吹かれて伊予風露
 草原に咲く花は紫
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by ryudesuyo | 2011-07-17 10:52 | フウロソウ科

十勝風露(トカチフウロ)

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十勝風露(トカチフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
北海道の大雪山系および日高山脈に分布し、亜高山や高山の草地に生える。
分類上は、千島風露(チシマフウロ)の品種の1つとされる。
基本種との違いは花の色である。
基本種は淡い紅紫色だが、本種はさらに淡い青紫色となる。
草丈は20~50センチくらいである。
葉は手のひら状に5つから7つに裂け、互い違いに生える(互生)。
裂片はさらに浅く3つに裂ける。
葉の表面や縁には長い毛が生える。
葉の裏面の葉脈にも長い毛が生える。
開花時期は6~8月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い青紫色の花をかたまってつける。
花径は25~30ミリくらいで、花びらは5枚である。
花びらには、花びらの色よりも濃い色の筋が入る。
花の真ん中にある花柱(雌しべの一部で柱頭と子房との間の円柱状の部分)の長さは6~8ミリくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の erianthum は「軟毛の生えた花の」という意味である。
品種名の pallescens は「青白い」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Geranium erianthum f. pallescens


★薄っすらと青みがかった色合いが
 はかなさ醸し震えるように
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by ryudesuyo | 2011-07-16 12:37 | フウロソウ科