カテゴリ:イネ科( 69 )

琉球竹(リュウキュウチク)

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琉球竹(リュウキュウチク)はイネ科メダケ属の多年生常緑ササ類である。
メダケ属は日本と中国に十数種が分布する。
本種は鹿児島県から沖縄にかけて分布し、山地に生える。
稈の高さは3メートルから6メートルくらいになる。
稈の太さは1センチから2センチである。
枝は1つの節からたくさん出る。
葉は線状の披針形(笹の葉のような形)で、長さは20センチくらいある。
葉の先は長く伸び、ねじれない。
沖縄では屋根ふき用材として利用される。
属名の Pleioblastus はギリシャ語の「pleios(多い)+blastos(芽)」からきている。ササに比べて節に芽がたくさん集まることから名づけられた。
種小名の linearis は「線形の」という意味である。
写真は2月に海洋博公園のおもろ植物園で撮った。
「おもろ」は琉球の方言で奄美・沖縄に伝わる古い歌謡を意味する。
学名:Pleioblastus linearis


★タケの名はつくけどササの仲間だよ
 この地の暮らし今に伝えて

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by ryudesuyo | 2015-02-12 15:15 | イネ科

枝打ち縮み笹(エダウチチヂミザサ)

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枝打ち縮み笹(エダウチチヂミザサ)はイネ科チヂミザサ属(オプリスメヌス属)の一年草である。
オプリスメヌス属はアジア、アフリカ、アメリカ、オーストラリアなどに10種くらいが分布する。
日本にも縮み笹(チチヂミザサ)などが分布し、属名の和名をチヂミザサ属という。
本種は伊豆七島、小笠原諸島、九州南部、沖縄に分布し、林の縁に生える。
海外では、台湾、中国、東南アジア、南アジア、アフリカ、南アメリカ、メキシコ、ハワイなどにも分布する。
和名の由来は、茎がよく枝分かれをし、葉の形が笹に似ていて縮んだようなしわがあることからきている。
英名はランニングマウンテングラス(running mountain grass)という。
草丈は20センチから150センチくらいである。
茎は枝分かれをして匍匐し、それぞれの節から根を下ろす。
葉は幅の広い披針形(笹の葉のような形)である。
葉の長さは3センチから10センチ、幅は1センチから2センチである。
葉の先は尖り、縁は波状になる。
葉のつけ根の部分は葉鞘となって茎を抱く。
開花時期は10月くらいである。
茎先に穂状花序を出し、小穂をつける。
小穂の先には粘り気がある紫紅色の芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)があり、いわゆる「ひっつき虫」となって分散する。
属名の Oplismenus はギリシャ語の「hoplismos(武器)」からきている。剛毛を槍に見立てたものである。
種小名の compositus は「枝分かれした」という意味である。
写真は2月に沖縄の世界遺産・斎場御嶽(せーふぁうたき)で撮った。
学名:Oplismenus compositus


★枝打ちの意味は何かと深入りし
 行き着く先に学名があり

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by ryudesuyo | 2015-02-10 12:46 | イネ科

野刈安(ノガリヤス)

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野刈安(ノガリヤス)はイネ科ノガリヤス属(カラマグロスティス属)の多年草である。
カラマグロスティス属は北半球に150種から270種くらい分布するという。
日本にも本種などが分布し、属名の和名はノガリヤス属という。
研究者によってはヤマアワ属とするものもある。
本種は北海道の南西部から九州にかけて分布し、山野の草地や林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国を始め、ユーラシア大陸に広く分布する。
和名の由来は、野に生える刈り取りやすい草ということからきている。
別名を西塔茅(サイトウガヤ)という。
この名称は比叡山の西塔地区に多いことからきている。
草丈は50センチから150センチくらいである。
茎はやや硬い。
葉は長さが30センチから60センチ、幅が5ミリから10ミリの線形である。
葉は途中から裏表が反転することが多い。
開花時期は8月から11月である。
茎先に長さ10センチから50センチくらいの円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出す。
茎先に疎らな円錘状の花穂を直立させる。
花の色は緑色で、熟すと淡い褐色になる。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)と呼ばれ、風で散布される。
属名の Calamagrostis はギリシャ語の「calamos(アシ)+Agrostis(コヌカグサ属)」からきている。
種小名の brachytricha は「短い毛のある」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Calamagrostis brachytricha(syn. Calamagrostis arundinacea var. brachytricha)


★雑草に違いはないが野刈安
 雰囲気たっぷり自然の姿

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by ryudesuyo | 2014-11-20 12:27 | イネ科

於呂島竹(オロシマチク)

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於呂島竹(オロシマチク)はイネ科メダケ属(アズマザサ属)の常緑タケ類である。
福岡県の於呂島が原産地といわれるが、自生するものは確認されていない。
基本種は翁竹(オキナダケ)という。
草丈は20~40センチくらいである。
日本のタケ類の中では最も小形である。
葉は長さが4センチくらいで明るい緑色をしており、2列に密に並ぶ。
刈り込みに強く、庭園や斜面の緑化などに使われている。
属名の Pleioblastus はギリシャ語の「pleios(多い)+blastos(芽)」からきている。ササに比べて節に芽がたくさん集まることから名づけられた。
種小名の argenteostriatus は「銀白色の縞のある」という意味である。
園芸品種名の Distichus は「2列になった」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Pleioblastus argenteostriatus 'Distichus'(syn. Arundinaria pygmaea)


★背を低く明るい色に敷き詰める
 於呂島竹は緑絨毯

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by ryudesuyo | 2014-08-07 14:02 | イネ科

小隈笹(コグマザサ)

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隈笹(クマザサ)はイネ科ササ属の多年草である。
北方領土を含む日本各地に分布し、山地などに生える。
また、日本庭園などに植えられる。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンなどにも分布する。
小隈笹(コグマザサ)はその品種の1つである。
基本種に比べて小形で、園芸用に利用される。
草丈は10~30センチくらいである。
根茎は地中を横に這う。
稈は円筒形で中空である。
上部で疎らに枝分かれする。
葉は長い楕円形で、枝先に互い違いに生える(互生)。
基本種も同様だが夏の葉には縁取りは入らない。
属名の Sasa は日本名の「ササ(笹)」からきている。
種小名の veitchii はイギリス人の園芸家「ビーチ(James Veitch, 1792-1863)さんの」という意味である。
品種名の minor は「より小さい」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Sasa veitchii f. minor


★背も低く扱いやすい小隈笹
 いやはや大変風流のため

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by ryudesuyo | 2014-08-06 15:49 | イネ科

細野毛麦(ホソノゲムギ)

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細野毛麦(ホソノゲムギ)はイネ科オオムギ属の多年草である。
原産地は北アメリカ大陸やシベリアである。
日本へは戦後に芝生種子などに混入して侵入した。
現在では北海道と本州の一部などに点在して野生化し、道端や荒地、土手などに生える。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は30センチから50センチくらいである。
全体に無毛である。
葉は線形でややざらつき、互い違いに生える(互生)。
葉の質は柔らかく、茎を取り巻くような葉耳がある。
開花時期は5月から9月である。
直立した茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、淡い緑色の花を咲かせる。
8センチくらいある長い芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)がある。
別名をリスの尻尾(リスノシッポ)という。
属名の Hordeum はラテン語の「hordeum(オオムギ)」が語源である。
種小名の jubatum は「元気を出させた」という意味である。
写真は6月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Hordeum jubatum


★垂れ下がる長い尻尾が面白い
 味ある姿に頷きながら

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by ryudesuyo | 2014-07-20 13:53 | イネ科

カナリー草葦(カナリークサヨシ)

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カナリー草葦(カナリークサヨシ)はイネ科クサヨシ属(ファラリス属)の一年草である。
ファラリス属は数種が世界に分布する。
日本にも草葦(クサヨシ)が分布するので、属名の和名をクサヨシ属という。
本種の原産地はカナリア諸島や地中海沿岸地方、北アフリカである。
英名はカナリーグラス(Canary grass)という。
日本へは江戸時代の後期にカナリアの餌として渡来した。
現在では逸出したものが日本各地で野生化し、市街地の道端や草地に生える。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
別名は槍草葦(ヤリクサヨシ)という。
草丈は40~100センチくらいである。
葉は線形で柔らかく、両面ともの無毛である。
開花時期は7~9月くらいである。
花序は扁平な小穂が密集して槍の穂先のような形になり、茎先に1つずつつく。
包頴が緑白色で、中脈が濃い緑色である。
艶のある茶色の種子がカナリアの餌となる。
属名の Phalaris は草を意味するギリシャ古名からきている。
種小名の canariensis は「カナリア諸島の」という意味である。
写真は6月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Phalaris canariensis


★槍の名に成る程そうかと頷くね
 キャラが勝ってすぐに覚える

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by ryudesuyo | 2014-07-19 16:55 | イネ科

麦草(ムギクサ)

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麦草(ムギクサ)はイネ科オオムギ属の一年草ないし越年草である。
原産地はヨーロッパである。
日本へは1870年代に侵入が確認された。
現在では北海道から沖縄にかけて野生化し、道端や空き地に生える。
環境省の「我が国に定着している外来生物のリスト(暫定版)」(2006)に掲載されている。
また、北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は10~50センチくらいである。
ほぼ無毛である。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は柔らかく、茎を取り巻くような葉耳がある。
開花時期は5~7月である。
直立した茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、緑色の花を咲かせる。
花穂は長く、5センチくらいの芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)がある。
属名の Hordeum はラテン語の「hordeum(オオムギ)」が語源である。
種小名の murinum は「城壁に生える」という意味である。
学名:Hordeum murinum
写真は6月に都立木場公園の外来植物園で撮った。


★雑草と思えぬほどに端正な
 姿はさすが麦の仲間だ

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by ryudesuyo | 2014-07-15 09:10 | イネ科

大麦(オオムギ)

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大麦(オオムギ)はイネ科オオムギ属の越年草である。
オオムギ属は30種くらいあり、北半球、南アメリカ、南アフリカなどに分布する。
本種の原産地は中央アジアである。
世界でもっとも古くから栽培されてきた作物の1つである。
醤油、味噌、ビールなどの原料となるほか、麦わら細工などに利用される。
日本へは弥生時代に渡来し、万葉集にも詠まれている。
現在では、北海道で主に栽培されている。
草丈は100~120センチくらいである。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4~5月である。
直立した茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、緑色の花を咲かせる。
穂の形状によって二条大麦、六条大麦、裸大麦などに分かれる。
花言葉は「思い出」である。
属名の Hordeum はラテン語の「hordeum(オオムギ)」が語源である。
種小名の vulgare は「普通の」という意味である。
写真は4月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Hordeum vulgare


★そのままで食べるわけではないけれど
 威厳感ずる穀物なれば

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by ryudesuyo | 2014-04-10 09:29 | イネ科

雀の鉄砲(スズメノテッポウ)

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雀の鉄砲(スズメノテッポウ)はイネ科スズメノテッポウ属(アロペクルス属)の一年草である。
アロペクルス属は25~35種くらいが分布する。
本種は北海道から沖縄にかけて分布し、道端や空き地、田畑などに生える。
古い時代に大陸から渡来した史前帰化植物の1つである。
海外では、北半球に広く分布する。
英名はショートオーン・フォックステール(shortawn foxtail)という。
オーンは芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)のことである。
草丈は20~40センチくらいである。
地下茎はない。
茎は円柱形で中空である。
葉は線形で先が尖り、縁は少し波打つ。
葉は薄くて柔らかく、毛は生えていない。
開花時期は3~5月くらいである。
茎先に円柱状の細長い穂を出す。
雄しべの葯(花粉を入れる袋)は開花直後は白いが、すぐに黄褐色となる。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
和名の由来は、小さいことを「雀」にたとえ、細い花穂を「鉄砲」に見立てたものである。
花言葉は「楽しい時間」である。
属名の Alopecurus はギリシャ語の「alopex(狐)+oura(尾)」からきている。花穂の様子を表したものである。
種小名の aequalis は「同形の」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Alopecurus aequalis


★水の中ひょろりと伸びたその姿
 どこか滑稽雀の鉄砲

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by ryudesuyo | 2014-04-05 13:36 | イネ科