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檜扇(ヒオウギ)

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檜扇(ヒオウギ)はアヤメ科ヒオウギ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、鑑賞用として栽培される。
海外では、中国・台湾・インド北部などに分布する。
草丈は1メートルくらいになる。
葉は剣形で根際から扇状に広がる。
このような葉の様子が檜扇(平安時代の貴族の持った檜の薄い白板をとじ合わせた扇)に似ているというのが名の由来である。
開花時期は7~8月である。
葉の間から花茎が伸び、花径4センチくらいの六弁花をたくさんつける。
花の色は橙色で赤の斑点があり、夜にはしぼむ。
達磨檜扇(ダルマヒオウギ)という矮性品種もある。
なお、黒色の光沢のある丸い種子は「ぬばたま」「うばたま」と呼び、和歌で枕詞(夜・夕・髪などに掛かる)とされる。
写真は8月に箱根湿性花園で撮った。
俳句の季語は夏である。
学名:Belamcanda chinensis

★射干玉(ぬばたま)の夜艶やかに明けぬれば
 東雲に吹く檜扇の風
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by ryudesuyo | 2005-08-30 18:54 | アヤメ科

玉蜀黍(トウモロコシ)

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玉蜀黍(トウモロコシ)はイネ科トウモロコシ属の一年草である。
原産地は南北アメリカで、稲・小麦とともに世界の三大穀物の一つとなっている。
日本へは16世紀にポルトガル人によって四国にもたらされた。また、明治時代の初期にアメリカから北海道その他に導入された。
高さは1~4メートルくらいになる。
葉は大形で、広線形をしている。
開花時期は5~8月である。
雌雄同株で、茎頂に雄花穂をつけ、茎の中ほどの葉腋に雌花穂をつける。
結実期は7~9月である。
写真は7月に軽井沢町植物園で撮った。
俳句の季語は秋である。
学名:Zea mays

★伸びた穂を首を伸ばして眺めても
 まだ届かない玉蜀黍は
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by ryudesuyo | 2005-08-29 19:36 | イネ科

屁糞葛(ヘクソカズラ)

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屁糞葛(ヘクソカズラ)はアカネ科ヤイトバナ属の多年草である。
すごい名前だが、別名を灸花(ヤイトバナ)ともいう。
名の由来は、草全体がいやなにおいを放つ蔓性の植物というところからきている。
万葉の時代にも「くそかずら」の名で詠まれているが、それに「屁」もついたわけである。
灸花(ヤイトバナ)のほうは、花の中心部の形がお灸の跡に似ているところからきているという。
日本各地に分布し、道端、空地などに生える。
葉は対生し、楕円形または細長い卵形をしており、先はとがる。
茎は長く伸びて蔓になり、左巻きで他のもに絡む。
開花時期は7~9月である。
葉腋から短い集散花序を出し、白い花をまばらにつける。
花冠は長さ10ミリくらいの釣鐘形で、筒部は白く中央が紅紫色をしている。
また、秋に光沢のある黄褐色の実をつける。
写真は8月に箱根ビジターセンターで撮った。
俳句では「灸花」が夏の季語である。
学名:Paederia scandens

★拗ねないで花を咲かせてみようかな
 まあるくなってぶらぶらぶらり
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by ryudesuyo | 2005-08-28 09:25 | アカネ科

ズッキーニ

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ズッキーニはウリ科カボチャ属の蔓性一年草である。
実の外観はキュウリに似ているが、カボチャの仲間である。
カボチャは洋種、日本種、ペポ種に大別されるが、ズッキーニはペポ種に属する。
原産地は北アメリカの南部からメキシコにかけてである。
デッキーにはイタリア語である。
フランスからイタリアにかけて地中海沿岸地方でよく栽培されている。
日本へは昭和50年代に輸入されたのが始まりである。
草丈は30~80センチくらいになる。
開花時期は6~8月で、黄色い花をつける。
実は15センチくらいで収穫するとよいそうである。
俳句では「南瓜」が秋の季語、「南瓜の花」が夏の季語である。
学名:Cucurbita pepo var. melopepo

★大輪を広げ静かにズッキーニ
 蝉の声聞く喧騒の中
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by ryudesuyo | 2005-08-27 10:00 | ウリ科

豆柿(マメガキ)

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豆柿(マメガキ)はカキノキ科カキノキ属の落葉高木である。
原産地は中国で、柿渋を採るためによく植えられる。
わが国には古くに渡来し、信越から東北にかけて多く栽培されているので信濃柿(シ
ナノガキ)の名もある。
雌雄異株で、開花時期は5~6月である。
小さな鈴蘭(スズラン)のような黄白色の小花を咲かせる。
雄花は萼がほとんどなく、雌花は萼が大きい。
また、秋に小さな果実が鈴なりになる姿も美しく、切り花や鉢植え、盆栽など観賞用
にも使われる。

★熟しても渋いけれどもそれも味
 実る日を待つ乙女のように
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by ryudesuyo | 2005-08-26 19:47 | カキノキ科

大唐綿(オオトウワタ)

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大唐綿(オオトウワタ)はガガイモ科トウワタ属の多年草である。
原産地は北アメリカで、日本へは明治時代に渡来したという。
開花時期は6~8月で、暗紫色の花を咲かせる。
唐綿の名は、実が弾けると種にふさふさの綿毛がついていることからきている。
実は生花の材料として利用される。

★つまらない花だけれども少しだけ
 見つめてほしい私のことを
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by ryudesuyo | 2005-08-25 18:37 | ガガイモ科

大葉子(オオバコ)

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大葉子(オオバコ)はオオバコ科オオバコ属の多年草である。
漢字では「車前草」とも書く。
日本各地に分布し、道端や空地などにごく普通に生える。
葉や花茎には踏みつけに適応できる丈夫な維管束が発達しており、適度な踏みつけによって生き延びることができる。
草丈は10~50センチくらいである。
葉は根本から出ており、卵形で縁が波打つ。
開花時期は4~9月くらいである。
花茎を伸ばし、穂状に多数の白い花を密集してつける。
葉と種子は咳止めの薬になる。
写真は7月に軽井沢の塩沢湖で撮った。
俳句では「車前草の花」が夏の季語である。
学名:Plantago asiatica

★目立たない姿でじっと踏むを待つ
 大葉子の花緑に溶けて
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by ryudesuyo | 2005-08-22 20:21 | オオバコ科

紅萼えごのき(ベニガクエゴノキ)

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紅萼えごのき(ベニガクエゴノキ)はエゴノキ科エゴノキ属の小高木である。
えごのき(エゴノキ)の園芸品種で、花柄と萼が赤いのが特徴である。
開花時期は5~6月である。
枝一面に垂れ下がるピンク色の花が美しい。
なお、えごのき(エゴノキ)は日本原産で「知左(ちさ)」の名で万葉集にも登場する。
俳句では「えごの花」が夏の季語である。

★薄紅の程よさ似合うえごの花
 着飾りて咲く六月の空
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by ryudesuyo | 2005-08-21 19:16 | エゴノキ科

栃葉人参(トチバニンジン)

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栃葉人参(トチバニンジン)はウコギ科トチバニンジン属 の多年草である。
原産地は日本である。
沖縄を除く日本各地に分布し、山地の林内に生える。
高さは30~80センチくらいである。
根茎は肥厚し、竹のような節がある。
葉は栃の木(トチノキ)の葉に似た掌状複葉である。
開花時期は6~8月である。
先端に球状の散形花序をつけ、小さな黄緑色の花を多数咲かせる。
根茎を生薬の竹節人参(ちくせつにんじん)と呼び、去痰、解熱、健胃藥とする。

★目立たない花だけれども役に立つ
 栃葉人参すくすく育ち
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by ryudesuyo | 2005-08-20 07:24 | ウコギ科

野村紅葉(ノムラモミジ)

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大紅葉(オオモミジ)カエデ科カエデ属の落葉小高木である。
分類体系によっては(APGIII)ムクロジ科とされる。
カエデ属は北半球の温帯を中心に150種くらいが分布する。
大紅葉(オオモミジ)は北海道から九州にかけて分布し、山地の谷沿いや尾根筋などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
野村楓(ノムラカエデ)はその園芸品種で、庭木とされる。
江戸時代から武蔵野(ムサシノ)の古称で知られた伝統的な品種である。
別名を野村紅葉(ノムラモミジ)ともいう。
特徴は春に成長する新しい葉が深い赤色をしていることである。
夏になると葉の色は緑色を帯びるが、秋には濃い紅色に紅葉する。
樹高は3メートルから8メートルくらいである。
幹の色は若い枝は暗い紫色だが、後に灰褐色となる。
葉は手のひら状に7つから8つに裂け、向かい合って生える(対生)
裂片の縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
花言葉は「大切な思い出」である。
属名の Acer は「裂ける」という意味のラテン語からきている。
種小名の amoenum は「愛すべき」という意味である。
園芸品種名の Sanguineum は「血のように赤い」という意味である。
写真は9月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Acer amoenum 'Sanguineum'


★たおやかな青空少し眩しげに
 春の紅葉は葉陰に揺れて

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by ryudesuyo | 2005-08-19 20:03 | カエデ科